【 ここから本文 】
- TOP
- > Topics : 標準化動向
- >
標準化動向
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[世界]
マイクロソフト、Office 2007 SP2でODFとPDFをサポートへ
SP2のリリースは2009年前半の予定
(2008年05月22日)
米国Microsoftは5月21日、「ODF(OpenDocument Format for Office Applications)」および「Adobe PDF(Portable Document Format)」へのサポートを、同社の「2007 Microsoft Office system(以下、Office 2007)」スイートに追加すると発表した。
同社によると、両フォーマットへのサポートは、2009年前半にリリース予定の「Office 2007 Service Pack(SP) 2」に包含されるという。
同SP 2を適用すれば、「PDF 1.5」「PDF/A」「ODF v1.1」「XPS(XML Paper Specification)」のファイル・フォーマットに対応することができる。なおXPSは、利用者の多い米国Adobe Systemsのドキュメント交換用ファイル・フォーマットに対抗するため、Microsoftが開発した“PDF風”のフォーマットだ。また、PDF 1.5は、Adobeが開発/管理している規格、PDF/Aは、ISO(International Organization for Standardization)標準として承認されたPDF標準規格の現行バージョンである。
Microsoftによると、同SP 2を適用すれば、現在Officeでサポートされているフォーマットと同様に、これらのフォーマット形式でもドキュメントを保存できるようになるという。また、ODFをデフォルトのファイル・フォーマットに設定することも可能だ。ちなみに現時点では、ODF、PDF、XPS各フォーマット専用のプラグインを使用しなければ、こうした機能は利用できない。
2007年後半にリリースされたOffice 2007は、順調にユーザー数を増やしている。Microsoftは、同製品向けに独自のXMLベース・ファイル・フォーマット「OOXML(Office Open XML)」を開発しているため、OOXMLとODFの間に激しい対立関係が生じていた。ちなみに、ODFは米国IBMや米国Sun Microsystemsが支持しているオープン・スタンダードであり、2006年5月にISO標準として認められている。なおOOXMLは、2008年4月にISO標準として認められている。
またMicrosoftは同日、「Office 14」のコードネームで呼ばれている次期Officeバージョンをリリースするまで、現在のISO仕様のOOXMLはサポートしないことを明らかにした。ちなみに同社は、Office 14の提供時期を明らかにしていない。
現在流通しているOffice 2007は、Ecma標準の「Ecma-376」(OOXMLの初期規格)に対応している。しかし、Ecma-376と2008年4月にISO標準として承認されたOOXMLには、大きな違いがある。そのため、MicrosoftはISO標準に合わせて現在のOfficeを修正しなければならないという課題を抱えている。
さらに同社は、ODFの次期バージョンの開発に携わるOASIS(Advancement of Structured Information Standards)の技術委員会に参加し、同規格の発展を支援していくことも明らかにした。
(Elizabeth Montalbano/IDG News Serviceニューヨーク支局)
[世界]Open XMLの最終承認投票が終了、集計結果は4月2日に公表へ

賛成?反対?――投票結果を巡りWebサイト上ではさまざまな憶測が飛び交う
[世界]ODFとOpen XMLの両陣営はもっと意見交換を――ISOメンバーが公開書簡
互いに理解を深め、話し合う場を設けるよう提言
2007 Officeの文書フォーマット「OOXML」を正しく知る


XMLは、これまでのOffice利用にまつわる課題を解決しうるか
[国内]マイクロソフト、Office 2007 SP1日本語版の自動更新を6月17日より開始へ
「Office Input Method Editor 2007」の修正モジュールも包含
[米国/欧州]【Forrester調査】企業ユーザーの間でOffice 2007への移行が加速――フォレスターの調査で明らかに
SharePointとの統合効果がアップグレードを後押し




