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[米国]
マイクロソフト、「Apache」に10万ドルの資金提供でオープンソース・コミュニティ支援を強化
「ADOdb」向けパッチの提供も明言
(2008年07月28日)
| MicrosoftのWebサイトには、OSPプログラムが適用される技術一覧が掲載されている |
米国Microsoftは7月25日、ASF(Apache Software Foundation)に資金を提供し、オープンソース・コミュニティへの支援を拡大させた。同社が長期にわたり存続してきた同オープンソース・プロジェクトへ寄付をしたのは、これが初めてとなる。
さらにMicrosoftは、PHP(Hypertext Preprocessor)プロジェクトをサポートするためにコードを供与し、オープンソース・コミュニティ支援拡大の一環として、「Windows Server」および「.NET Framework」プロトコルの仕様を無償で開放する取り組みも進めていると発表した。同社はオレゴン州ポートランドで開催された「O'Reilly Open Source Convention(OSCON)」で、これらの計画を明らかにした。
技術関連の規制や競合するオープンソース・プロジェクトからの圧力がかかる中で、Microsoftはこれまでも何度か開発方針を柔軟に変更する姿勢を見せてきた。
例えば今年2月には、ソフトウェア開発と営業体制の透明性を高め、従来はプロプライエタリとしてきた「Windows」や「Office」など主力製品のAPI(Application Programming Interface)を、サードパーティが利用できるようにすると公約。オープンソースのサポートに、かつてない大胆な歩み寄りを見せた(関連記事)。
前述の通り、同社は25日にApacheへ10万ドルを寄付することで同プロジェクトのプラチナ・スポンサーとなり、こうした取り組みをさらに推し進めた。Microsoftによれば、同社は過去にもApacheと交流を持っていたものの、今回のような形での支援は初めてだという。
また同社は、データベース抽象化レイヤの「ADOdb」向けパッチも提供することを明らかにした。ADOdbは、PHPベースのアプリケーションとさまざまなデータベースとの通信を可能にするものだ。PHPは無料で使用できるオープンソースのスクリプティング言語であり、多くの開発者がこれをWeb開発に利用している。ADOdb向けパッチが提供されることで、ADOdbは「SQL Server」のデータベース・ドライバとネイティブな通信が可能となる。
さらにMicrosoftは、同社のOSP(Open Specification Promise)プログラムを適用するプロトコル群に、Windows Serverおよび.NET Frameworkに実装されている技術のプロトコルも追加している。
OSPは2006年9月から開始した同社が有する特定の技術仕様を対象にしたプログラムで、技術の知的財産権や特許権を主張せず、無料で公開することを目的としている(関連記事)。サードパーティの開発者は、OSPの適用を受けて公開されたプロトコルであれば、自由に利用することが可能だ。
(Elizabeth Montalbano/IDG News Serviceニューヨーク支局)
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