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[英国]
NTTドコモなど7社、次世代モバイル通信技術のガイドライン策定団体を設立
(2006年09月15日)
世界の大手移動体通信事業者7社は9月14日、次世代モバイル通信技術の共通ビジョンを策定・推進する非営利団体「NGMN(Next Generation Mobile Networks)Limited」を英国ロンドンに設立したと発表した。参加企業は、NTTドコモ、中国移動通信、スプリント・ネクステル(米国)、ボーダフォン・グループ(英国)、オレンジ(フランス)、KPN(オランダ)、Tモバイル・インターナショナル(ドイツ)。
7社は今年6月に「NGMN initiative」と呼ばれる組織を結成し、次世代モバイル通信技術の将来像などについて協議してきたが、今回設立されたNGMN Limitedでは、さらに具体的なガイドラインを共同で検討していくという。
スプリントの世界標準担当バイスプレジデント、スティーブ・フォーク氏は、「NGMN Limitedが設立されたことで、われわれは従来より一致団結したかたちで意見を主張できるようになると思う。NGMNでは、端末メーカーや標準化団体と協議しながら、消費者の利益を代弁していく」と語った。
端末ベンダーとの協議はすでに進められているが、NGMN Limitedでは、参加メンバーを通信事業者に限定し、米国クアルコムと対決する姿勢を示している。クアルコムが開発した技術は、現行の3G移動通信方式において数多く採用されているが、ロイヤルティ(特許権使用料)とライセンス供与に関する同社の慣行は以前から批判の的になっている。
NGMN Limitedは、「HSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)」や「EV-DO(Evolution-Data Optimized)」よりも先の世代の技術に目を向けているという。HSDPAとEV-DOはそれぞれ第2世代のGSM(Global System for Mobile Communications)とCDMA(Code-Division Multiple Access)をベースにしている。
NGMN Limitedに参加する通信事業者は、現段階ではまだHSDPA方式とEC-DO方式のネットワークの配備や旧方式のネットワークからのアップグレードを進めている段階だが、各社とも将来、さらに高速な通信を実現する次世代通信技術を採用する意向を示している。
例えば、スプリントは、「WiMAX」を同社の4G技術と位置づけ、数年以内に全米で同方式のサービスを開始する計画だ。フォーク氏によると、同社はWiMAXを選定する際、NGMN initiativeで策定されたいくつかのガイドラインに従ったという。
NGMN Limitedでは、ガイドラインを策定するうえで、「広帯域と低遅延の両立」、「低い運営/維持管理コスト」、「高度な認証/セキュリティのサポート、差別化されたサービス品質」などを重視しているという。
フォーク氏は、「NGMN Limitedでは、オープンで公正なIPR(知的財産権)制度に基づくことを基本方針としている」と強調する。
また、NGMN Limitedは、技術標準を固めることで、端末メーカー側のコスト削減や製品開発のスピードアップにつながると確信している。
フォーク氏は、「端末メーカーは、これまでまったく異なる3〜5種類の技術をサポートする必要があったため、製品の開発には多大なコストと時間を要していた。しかし、技術の標準化が進めば、もっとすばやく、もっと経済的に、新しい製品やサービスを顧客の元に届けられるようになるはずだ」と語っている。
(スティーブン・ローソン/IDG News Service サンフランシスコ支局)
- NTTドコモ
- http://www.nttdocomo.co.jp/
- 中国移動通信
- http://www.chinamobile.com/
- スプリント・ネクステル(米国)
- http://www.sprint.com/
- ボーダフォン・グループ(英国)
- http://www.vodafone.com/
- オレンジ(フランス)
- http://www.orange.com/
- KPN(オランダ)
- http://www.kpn.com/
- Tモバイル・インターナショナル(ドイツ)
- http://www.t-mobile.net/



