【 ここから本文 】
- TOP
- > Topics : 標準化動向
- >
標準化動向
ソーシャルブックマークに登録 :
印刷用ページの表示
[米国/中国]
マイクロソフト、中国独自のXML文書フォーマット「UOF」をサポート
Open XMLとUOF文書の交換ツールを中国政府機関と共同開発へ
(2007年05月22日)
米国マイクロソフトは5月21日、同社の「Open XML」と中国独自の「Uniform Office Format(UOF)」フォーマットで作成された文書の変換を行うツールを、中国政府機関と共同開発していくと発表した。
UOFは、マイクロソフトのOpen XMLやOpenOffice.orgの「Open Document Format(ODF)」と同様のXMLベースの文書フォーマットで、中国独自の形式が盛り込まれている。もともとはOpenOffice.orgのフォーマットから派生し、北京市を含む100以上の自治体で使われているオープンソース・スイート「RedOffice」に採用されることで普及した。
同プロジェクトでは、北京航空航天大学、北京信息工程学院(BITI)、清華大学、レノボ・グループ傘下のLitSoftとマイクロソフトが協力して開発を進める。新ツールは、同じくマイクロソフトの支援で開発された「Open XML/ODF」変換ツールなどを公開しているオープンソース・ダウンロード・サイト「SourceForge」で提供されることになっている。
| 「Open XML/ODF」変換ツールを公開する「SourceForge」サイト |
マイクロソフトは、同社の「Office 2003/2007」向けのOpen XML/UOFアドインのプレビュー版を今夏にリリースし、2008年1月には最終版を提供する予定と説明している。同アドインのプレビュー版では、「Word」でUOF文書ドキュメント開いたり、WordドキュメントをUOFファイルとして保存したりすることができる。
同ツールは、一般の開発者が無料で使用できるように、BSD系のオープンソース・ライセンスに基づいて公開される。
なお、マイクロソフトは、OpenOffice.orgの表計算アプリケーションおよびプレゼンテーション・アプリケーションで作成したODFドキュメントを、「Excel 2007」および「PowerPoint 2007」で表示/保存できるようにするオープンソース開発プロジェクトにも資金を提供し、新たなベータ版をリリースすることを明らかにしている。
これらのODF変換ツールは、2008年2月にWord 2007向けのアドインがリリースされてから発表される予定だ。ツールのベータ版は、やはりSourceForgeサイトからダウンロードできるようになる。
今回のオープンソース・プロジェクトの発表は、米国規格協会(ANSI:American National Standards Institute)が管理する認証フォーマット・リストにODFが掲載されることを支持する声明をマイクロソフトが出した翌週に行われた。
マイクロソフトは、ドキュメントを恒久的に読み込み可能にするための手段として、政府組織や一部の企業が推進するオープンソース・ファイル・フォーマットのODFを敵対視してきたが、昨年からそうした姿勢を和らげる動きを見せ始めている。
マイクロソフトの相互運用/XMLアーキテクチャ担当ゼネラル・マネジャー、ジェーン・パオリ氏は声明の中で、「われわれの顧客からは、単独のフォーマットもしくは標準をすべてに適用するというアプローチは、データに関するニーズにそぐわないという声が上がっている」と述べている。
「データの扱い方は、それぞれのユーザーによって少しずつ異なるため、マイクロソフトは、ODFであれ、Open XMLであれ、PDFであれ、あるいはUOFのような新しい標準であれ、ユーザーが望む形式でOfficeドキュメントとして扱えるようにすることを決めた」と同氏は説明する。
(グレッグ・カイザー/Computerworld オンライン米国版)
- 米国マイクロソフト
- http://www.microsoft.com/



