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[英国]
英国商務局、「ITIL Version 3」を今週リリースへ
2001年以来のメジャー・アップグレード
(2007年05月30日)
英国商務局(OGC:Office of Government Commerce)は今週、ITIL(Information Technology Infrastructure Library)のVersion 3をリリースする模様だ。ITILはITサービスの管理・運用にかかわるベストプラクティスをまとめたフレームワークで、今回の新版は2001年にVersion 2がリリースされて以来のメジャー・アップグレードとなる。
| ITIL Version 2と3のマッピング相関図(出典:ITIL.org) |
米国ステートファーム保険のアナリストで、ITILを導入・促進する国際的な業界団体「itSMF」の米国支部で役員を務めるマイケル・カーディナル氏は、米国ではITIL Version 3はすぐに浸透しそうにないと見ている。米国企業はこれまでのところ、欧州企業ほどITILの採用に積極的ではないからだ。
またカーディナル氏は、ITIL Version 3に対する企業の関心の度合いは、その企業がITILをどの程度まで実装しているかによっても違ってくると指摘する。「事業としてITサービス・マネジメントに取り組んでいる企業はすぐにでもVersion 3への対応を進めるだろうが、それ以外の企業への普及にはしばらく時間がかかるだろう」(同氏)
itSMFは英国商務局のほか、2つの組織と共同で、ITIL Version 3の啓蒙キャンペーンを展開する計画で、6月には米国のサンノゼやシカゴでイベントを開催する予定だ。itSMFはITIL認定管理委員会(ICMB)にも加盟している。
米国アイダホ州のボイシに拠点を置く大手スーパーマーケット・チェーン、アルバートソンズでサービス・レベル担当マネジャーを務め、アイダホ州ボイシのitSMF地方支部の責任者でもあるスティーブン・ホードリー氏は、新版のリリースを楽しみにしているという。新版では、そのほかの各種の技術標準との統合性が強化されているからだ。
ITIL Version 3との統合性が強化されている標準の1つに、「COBIT(Control Objectives for Information and Related Technology)」がある。COBITはITガバナンスを強化し、それらのコントロールを評価するためのフレームワークで、近年、SOX法(米国企業改革法)対策として企業での採用が広まっている(関連記事)。
(パトリック・ティボドー/Computerworld オンライン米国版)
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