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標準化動向

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[世界]
Open XML、ISO標準の承認得られず

マイクロソフトは「来年は承認される」と楽観的見解

(2007年09月05日)

 国際標準化機構(ISO)は9月4日、米国マイクロソフトの文書フォーマット「Office Open XML(OOXML)」を、国際標準として承認するかどうかを決めるISOの投票で、OOXMLは承認成立に必要な賛成票を獲得できなかったと発表した。

 今後は、2008年2月の投票結果会議(BRM)で、今回反対票を投じた各国の標準化団体からのコメントが審議され、OOXML草案の修正が可能かどうかが検討される予定である。修正された草案を、反対票を投じた各国の標準化団体が受け入れて反対票を撤回すれば、OOXMLは国際標準として承認される可能性もある。

 今回の結果を受けてマイクロソフトは9月4日、「来年の投票では、承認を得られると確信している」とのコメントを発表した。しかし、反対票を投じた各国の標準化団体の見解を見るかぎり、マイクロソフトの見通しは楽観的といったほうがよさそうだ。

 OOXMLが国際標準として承認されるためには、投票した各国の標準化団体の3分の2(67%)以上の賛成票を得て、かつ反対票が4分の1(25%)以下である必要がある。ISOによると、賛成票は53%、反対票は26%だったという。

 今回反対票を投じたのは、フランス規格協会(AFNOR)をはじめ、ブラジルやインドなどだ。

 ブラジルは反対の理由として、多言語のサポートや日付フォーマットに関する問題など、60項目以上を挙げている。またインドは、OOXMLがすでにISO標準として承認されているODF(OpenDocument Format)と互換性がないことについて、懸念を表明している。

 もしOOXMLが来年もISOで否決されれば、マイクロソフトは収益性の高い政府機関市場でのビジネス・チャンスを、逃すことになりかねない。

 各国政府の中には、「プロプライエタリなフォーマットを採用すれば、特定のソフトウェア・ベンダーに電子アーカイブを人質に取られたも同然になる」と懸念し、オープンな国際標準に準拠した文書フォーマットの採用を義務づけている国もある。

(ピーター・セイヤー/IDG News Service パリ支局)




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