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ストレージ革命

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ストレージ革命

[米国]
インテルとマイクロンのNANDフラッシュ合弁にシーゲイトが触手?

「インテル出資分の株式買い取りに意欲」――アナリストが報告

(2008年06月20日)

 米国Seagate TechnologyがNANDフラッシュ・メモリ企業IM Flash Technologies(IMFT)の株式買い取りに関心を示しているようだ。米国の投資銀行Lazard Capital Marketsのアナリストが調査リポートの中で明らかにした。IMFTはIntelとMicron Technologyの合弁会社で、Seagate側はIMFT株式の49%を占めるIntel出資分の買い取りを希望しているという。

IMFTで製造されているNAND型フラッシュ・メモリ

 Lazard Capital Marketsのアナリスト、ダニエル・アミール(Daniel Amir)氏は6月19日に公表したリポートの中で、SeagateはIMFTのIntel出資分の株式を欲しがっている有力企業の1社だと述べている。Seagateからすれば、IMFTへの出資はSSD(半導体ディスク)の需要増に対応する計画にプラスに働くと、Amir氏はリポートに記している。

 同リポートの内容についてAmir氏に話を聞きたかったが、連絡がつかなかった。また、Intel、Seagate、Micronの広報担当者はいずれも、このリポートに関するコメントを差し控えると語った。

 IMFTについては、今年5月にIntelとMicronが発表した、34nm(ナノメートル)製造プロセスの32ギガビットNAND型フラッシュ・メモリ・チップが記憶に新しい(関連記事)。また今年2月には、従来のNAND技術に比べ5倍もの速さでデータを転送できるという、8GBの高速NANDシングルレベル・セル・メモリ技術を初公開している。

 証券会社Avian Securities LLCのリサーチ責任者、エイヴィ・コーエン(Avi Cohen)氏は、IntelがIMFTに不満を募らせている可能性は高いとみている。投資から2年を経た今でも、NANDフラッシュ・メモリの供給過剰や高価格などの要因が重なり、IMFTが思うように利益を上げられずにいるからである。

 同氏は、IntelがSTMicroelectronicsや投資会社Francisco PartnersとともにNumonyx BVと呼ばれる合弁会社を設立して、自社のNORフラッシュ・メモリ事業を引き継がせたことを引き合いに出し、「Intelはこれまでもいくつかのビジネス部門を捨ててきた。IntelがNANDフラッシュ・メモリから撤退する可能性はまったくないと言えるだろうか。いや、ゼロではない」と述べている。

 現在、IMFT以外のNANDフラッシュ・ベンダーとしては、Samsung Electronics、Hynix Semiconductor、そして東芝とSanDiskの合弁会社がある。

 データセンターでのSSD需要は、トランザクション処理などのレスポンス・タイム向上を望むITマネジャーの声にも押されて、早ければ年内にHDD需要を上回る、というのが多くのアナリストの一致した見方だ。「SSDに高いお金を払うことをいとわない企業が徐々にではあるが増えていくだろう。SSDを導入するのに最も意味のあるデータセンター向けの製品にSeagateは焦点を絞っているのかもしれない」(Cohen氏)

 またCohen氏は、SeagateがIMFTのIntel出資分を買い取った場合、同社はSanDiskに対してマルチレベル・セル(MLC)技術のロイヤリティ支払い義務を負うことになるかもしれないと指摘した。Intelは現在、SanDiskとの間でMLCに関するクロスライセンス契約を結んでいるが、その契約はIntelがIMFTの株式を売却すれば消滅する可能性があると、Cohen氏は語っている。

(Brian Fonseca/Computerworld米国版)




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