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ストレージ革命

[米国]
EMC、SMB向けストレージ・システム「Celerra NX4」をリリース

低価格ながら高性能なストレージ管理機能を提供

(2008年08月27日)

 米国EMCは8月26日、中小規模企業(SMB)やブランチ・オフィスを対象としたエントリー・レベルのストレージ・システム「EMC Celerra NX4」を発表した。

EMC Celerra NX4

 Celerra NX4の特徴は、エントリー・レベルの製品でありながら、シン・プロビジョニング技術やデータ・リカバリ/バックアップ向けのスナップショット技術、ストレージ・ボリュームを自動的に管理するWebベースのコンソールなどを装備すること。NAS(Network Attached Storage)やiSCSI、FC-SAN(Fibre Channel-Storage Area Network)環境にも導入できるため、分散したファイル・サーバやストレージを1つのプラットフォームに統合するのに最適という。

 Celerra NX4はSAS(Serial Attached SCSI)とSATA(Serial ATA)ドライブをサポートし、ストレージ容量は4TB〜60TBまで対応する。価格は2万375ドルからと、Celerraシリーズでこれまで最もローエンドのモデルであった「Celerra NS20」の価格(3万2,000ドル)より低く設定されている。なお、EMCはCelerra NS20の最大容量を60TBから90TBに引き上げる方針だ。

 Celerra NX4システムはEMCの「CLARiiON」(日本国内での名称は「CLARiX」)ストレージをベースとし、Windows、UNIX、LinuxのサーバOSのほか、VMwareのサーバ環境で稼働し、米国MicrosoftのExchange、SQL Server、米国Oracleのデータベースなどのアプリケーションにも対応する。

 Celerra NX4の管理ツールに含まれる「Startup Assistant」ソフトウェアを使えば、システムを約15分で設定できるという。また、Webベースの「Celerra Manager」ソフトウェアを使えば、使い勝手のよいウィザードと自動ボリューム管理機能により、シンプルで直観的なシステム管理を実現し、管理者はマウスを4回クリックするだけでファイル・システムのプロビジョニングを行えるとしている。

 米国Pund-ITのアナリスト、チャールズ・キング(Charles King)氏によれば、米国NetAppや米国Dell、米国Hewlett-Packard(HP)などが提供するSMB向けの競合製品と比べて、Celerra NX4は対応するネットワークやシステムの選択肢が広いという。ただし、EMCはまだSMB向けのベンダーとしての認知度が低く、「Celerra NX4はSMB企業に適した製品だが、EMCはそうした企業の選択肢には含まれていない。ブランド認知を高めるのには時間がかかる」と同氏は指摘している。

NetApp FAS2020A

 なお、EMCによると、Celerra NX4はNetAppの「FAS2020A」と直接競合するという。

 EMCは数年前からSMB市場への参入を図っている。SaaS(Software as a Service)型のオンライン・ストレージ・サービス「MozyEnterprise」の提供や、今年4月にデータ・バックアップ/ストレージ・デバイス・メーカーの米国 Iomega を買収したのも(関連記事)、そうした取り組みの一環だ。

(John Brandon/Network World米国版)




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