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【SSDの断片化問題 第3回】
求められるSSD評価の適切な方法
SSDの速度低下を招く「メモリー断片化問題」を考える
(2009年07月31日)
SSD(Solid State Disk)のパフォーマンス低下は、ベンチマーク・ソフトによる検証で明らかになった。だが、こうした検証方法は現実に即したものと言えるのだろうか。
Lucas Mearian
Computerworld米国版
SSDのパフォーマンスは
メモリー種別に依存
SSDのパフォーマンスは、採用しているフラッシュ・メモリーの種別に大きく依存する。同じIntel製のSSDでも、SLC(Single Level Cell)を搭載する「X25-E」が2PBまでのランダム書き込みを処理できるのに対し、MLC(Multi Level Cell)の「X25-M」は15TBのランダム書き込みしか処理できない。
Intelは、自動車を選ぶのと同じような感覚でSSDを選んでほしいと提言する。「1万マイル走れる車に比べて、10万マイル走れる車がどれだけ長持ちするか――それは実際にどれだけ走るかで決まる。同様にSSDの寿命は、実際に行われるランダム書き込みの回数で決まる。SLCのほうが長持ちするとしても、寿命期間はあくまでもユーザーの使用状況や消耗の程度によって異なる」と、同社の広報担当者は述べている。
ただし、X25-Mのパフォーマンス低下の原因は、メモリー種別の問題ではなく、ファームウェアのバグにあった。このバグのために過剰な断片化が生じ、スループットが大幅に悪化したのだ。
この問題を初めて指摘したPC Perspectiveは、2カ月間にわたりテストを行った。その結果、書き込み速度が80MB/秒から30MB/秒に、読み出し速度が250MB/秒から60MB/秒に、それぞれ時間の経過とともに低下した。
複雑なアルゴリズムが
速度低下の原因の1つ
第1回でも指摘したように、SSDのパフォーマンスが低下する可能性は、Intel製品に限った話ではない。SSDベンダーの米国STECでマーケティング/事業開発担当のバイスプレジデントを務めるパット・ウィルキンソン(Pat Wilkinson)氏は、「すべてのSSDで同じテストを行ったら、大半に同様の問題が見つかるだろう」と指摘する。
米国In-Statのジム・マクレガー(Jim McGregor)氏も、「ウェアレベリングのアルゴリズムは複雑で、まだ開発途上の段階だ。今後、改善されていくだろうが、断片化の懸念が一気に取り除かれることはない」と語る。
先ごろ、Computerworld米国版は、ディスク・ベンチマーク・ソフト「ATTO Disk Benchmark」を用いてOCZ Technology製のコンシューマ向けSSDでテストを行った。1回目のテストでは、読み出し速度230MB/秒、書き込み速度153MB/秒とすばらしい結果が出たが、2回目のテストでは読み出し速度178MB/秒、書き込み速度80MB/秒と、1回目よりも低い数値になった。
OCZによれば、この「Apex」シリーズのSSDは、台湾のJMicron Technology製のコントローラを採用しているという。このコントローラは、ランダム書き込みのパフォーマンスに問題があることで知られているものだ。OCZの広報担当者は、同社のコミュニティ・フォーラムで、「ドライブの最適化やトラブル回避の方法をたくさん紹介しているので、ぜひ訪れてみてほしい」と“提言”してくれた。
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