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ストレージ革命

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[米国]
中堅化学薬品メーカーが体感した「iSCSI SAN」の導入効果

(2006年04月18日)

 石油業界向け化学薬品サプライヤー、ベンチマーク・エネルギー・プロダクツは1年ほど前、災害復旧バックアップ基盤を強化するために、6万ドルを投資してイコールロジック(ニュー・ハンプシャー州ナシュア)のSAN(Storage Area Networks)システムを導入した。同システムは、ベンチマークの「Biz-Net」会計ソフトウェアのデータと「Microsoft Exchange」の電子メール・データを複製するために利用されている。

 ベンチマークは、油井などを掘削する際に、高圧ポンプで岩盤を破砕するのに使用するスラリーと呼ばれる潤滑剤(オートミールのような泥に変わるゲル)を提供しており、同社の顧客には、ハリバートンやシュルンベンジェといった石油業界の巨人が名を連ねている。

 ベンチマークのITサービス・マネジャー、スティーブ・コリンズ氏によると、同社の会計システムのデータは毎晩、ベンチマークのヒューストン本社から、テキサス州ミッドランドにある同社最大の施設内のSANに3Mbpsの転送スピードで複製されるという。

 ベンチマークが導入したSANは、3TBのストレージ容量を提供し、3カ所の拠点に分散する130人のスタッフの業務を支えている。コリンズ氏は「SANのおかげでボリュームとデータをこれまでよりも効率的に管理できるようになった」と説明する。

 同氏によると、プロジェクト開始から2週間以内に大量の会計および電子メール・データをSAN環境に移行できたという。ベンチマークでは現在、Biz-Netソフトウェアをアップグレードし、マイクロソフトの「SharePoint」コラボレーション・ソフトウェアや「Access」データベースとの連携を実現するのと同時に、これらのデータをSAN環境に移行する作業を進めている。

 また、ベンチマークは先週、SANと互換性を持ち、LTO(Linear-Tape Open)規格に準拠したデルのテープ・オートローダ「LTO-3」の導入を決定し、自社のバックアップ・システムの統合に着手したことも明らかにした。

 「当社は中堅企業で、1つのプロジェクトに多くの人数を投入できないため、効率的な投資と迅速な回収に必要となる。SANは、これらの要件を満たすための重要なツールになった」(コリンズ氏)

 コリンズ氏は1年以上前から、バックアップおよび災害復旧技術の検討を開始し、イコールロジックのiSCSI SANシステム、そしてEMCのファイバ・チャネルとiSCSI技術を評価したという。

 コリンズ氏は、特にイコールロジックのSAN技術の使いやすさが印象に残ったと語る。「iSCSIについては以前から有効性を認識していたが、同社のファイバ・チャネルの効果に思いのほか衝撃を受けた。それがどれほど使いやすいかはあまり知られていない」

 EMCの製品についてコリンズ氏は「EMCのファイバ・チャネルも検討したが、とても高価だった」と説明する。また、EMCもiSCSI SANを提供していたが、結果としてベンチマークはEMCではなくイコールロジックと契約した。

(シャロン・フィッシャー/Computerworld 米国版)




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