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ストレージ革命
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成熟期を迎えたマネージド・ストレージ──SSPの新たな役割とその活用法
(2006年06月20日)
大企業における有効な活用法
中小ビジネス市場だけが、SSPの新たな成功を約束する唯一のセクタというわけではない。フォーチュン1000社の企業もSSPを利用して、自社のストレージ機能を増強したり、時間ばかり取られるタスクを外部に移転し、スタッフの負担を軽減するなどしている。
フィラデルフィアのIT管理コンサルティング会社、ハイ・グループのITディレクター、ロバート・バトラー氏によると、SSPのIPRインターナショナルのおかげで、同社のITスタッフはこれまでのように全米13カ所のサイトに対して、リモートでバックアップとリストアを行う必要がなくなったという。
ハイ・グループはまた、本格的な情報ライフサイクル管理(ILM)プログラムも同時にスタートさせた。バトラー氏は、「IPRは、データ管理ポリシーの実装に便利なツールを提供してくれた。これはわれわれにとってはきわめて画期的なことだ」と絶賛している。
このアーカイブ・ツールを使えば、パラメタを使って、作成後1年以上経過したファイルを安価なメディアに移動するよう指示することができる。これにより、ハイ・グループで史上初めて、ファイルの有効期限を設定することが可能になった。実際には、一定の期日を経過したファイルやその他の条件に適合するファイルは削除してしまう。
ハイ・グループではSSPと契約する以前にも、同じようなポリシーを独自に実装することもできたが、同社のストレージ・デバイスは基本的にダイレクト接続であるため、それを実行していれば膨大なコストのかかる困難な作業になっていただろう。
「われわれはいくつかのオプションを検討し、技術を所有するか、それともレンタルするかを考えた」(バトラー氏)
そして同社は、レンタルがベターであるという結論に至る。その理由は、技術革新がまだ急速に進んでいたからだ。「過去12年間に、私は旧式化したテープマシンを何台も破棄してきた。新しいテープ・ライブラリ・マシンを導入するたびに、新しいソフトウェアが必要になり、新しいテープ・フォーマットへの切り替えを余儀なくされた」と同氏は説明する。
SSPと契約を結んだあと、バトラー氏は段階的にデータを移植していった。最初にファイルとプリント、つぎに電子メール、さらにSQLデータベース、そして最後にWebサーバを移行した。同氏が最終的にサインした契約内容は、2.5TBのデータをIPRが3年間にわたって定額でサポートするというものだった。
その料金には、大きなファイル群をアーカイブする前に、いったん集約する圧縮技術の利用も含まれていた。また、「定額料金のため、モニタリングやメータリングの必要がない」(同氏)ことも大きなメリットだったという。
同氏は、IPRにしばられることは決してないという。「データは簡単に移動できる。テラバイトの情報を電子的に移動することは、5000本のテープを物理的に移動するより、はるかに簡単だ」
大手ベンダーも積極的に市場参入
大手ベンダーによるストレージ・サービスも、SSP市場の活性化を促進している。ベライゾンは2005年後半にストレージ・サービス事業を立ち上げた。単にギガバイト・ベースの安全な管理サービスを提供するだけではなく、高速バックボーンを活用した高品質なサービスを保証しているのが特徴だ。
サン・マイクロシステムズも自社の技術をフル活用して市場参入を果たした。グリッド・ベースのユーティリティ・ストレージ・サービスは、リモートからのバックアップ、リストア、ファイル管理サービスを1GB当たり月額1ドルで提供する。
一方、HPは数年前から大企業や中堅企業向けに、さまざまなストレージ・サービスを提供している。同社のサービスは、顧客の機器のオンサイト管理から、HPデータセンターによるギガバイト単位のストレージ管理まで、非常に広範だ。ストレージ・アレイとサービスの両方を提供するため、顧客の所有するストレージの管理および保守には強い自信を持っている。
いずれにしても、自社のニーズに最適なサービスやパフォーマンスを妥当な価格で提供するSSPを見つけることができれば、顧客はドライバーズ・シートでただハンドルを握っていればよい。
今日のSSPは単なるサービスだけでなく、心の平穏までも約束してくれるのだ。OMSAのクライン氏はこう語る。「私はときどき夢の中で、歯科診療用の椅子が見当たらず、途方に暮れることがある。しかし、データを失う悪夢だけは、もう見なくなった」

















