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バックアップ新論
第6回 ブランチ・オフィスのバックアップ
(2007年02月01日)
【テクニック1】バックアップする時間帯を見極める
データのバックアップは、最低でも1日1回は行う必要がある。しかし、バックアップのためにシステムが止まったり、データが利用できなくなったりしたのでは本末転倒だ。バックアップを実施する際には、各支店のビジネス・ニーズに合わせて、本来業務に支障を来たさないようにスケジュールを立てておく必要がある。
特に、短時間でも利用できなくなると重要な障害を引き起こすおそれのあるデータセットをバックアップする際には、細心の注意が必要になる。現在、このようなデータをバックアップする場合には、ディスク・ツー・ディスクのバックアップやネットワークを利用したバックアップなどが主流になりつつある。
| 支店のデータをバックアップする頻度 |
【テクニック2】“安全な場所”を確保する
バックアップされたデータが遭遇する“アクシデント”と聞くと、デバイスのダウンやシステムのクラッシュ、あるいはユーザーの誤操作などをイメージする人が多いだろう。しかし、それらの“アクシデント”に対しては、すでに何らかの防御策を取られていることが多い。
そうしたアクシデントよりも、もっと深刻で、事前に対策を講じておく必要があるアクシデントが物理的な“災害”だ。ハリケーンや洪水、火災といった天災に加え、テロリストによる攻撃、盗難といった人的災害に対する備えも、忘れてはならない。いずれの場合にも有効な対策は、支店から遠く離れた安全な場所に、バックアップ・データを移管させることだ。
では、どれくらい距離を置けば“安全”なのだろうか。米国金融当局は銀行などに対して、バックアップ・データの保管場所とリモート・データセンターは、少なくとも本社のIT部門から100マイル(約160キロメートル)以上離れた場所に設置するよう指導している。いずれにしろ、バックアップ・データと緊急時に利用するデバイスは、災害の発生する可能性が低い場所に保管するようにすべきだ。
【テクニック3】支店にはバックアップ責任者を配置する
バックアップは実行責任者がいないと、後回しにされがちだ。そのため、支店では必ずバックアップの責任者を決め、その人物が不在のときに代役を務めるスタッフも指名しておくようにする。
【テクニック4】“予行演習”を繰り返す
バックアップ作業を完璧にこなせたとしても、リストアの経験がなければ、その担当者は“張り子の虎”にすぎない。四半期ごと、できれば月に1度はバックアップとリストアのテスト・セッションを実施し、問題点や改善点があるかどうかを確認しておきたい。
- バックアップ新論
- 第1回 デスクトップのバックアップ
- 第2回 データセンターのバックアップ
- 第3回 メッセージのバックアップ
- 第4回 ワークグループのバックアップ
- 第5回 PDAのバックアップ
- 第6回 ブランチ・オフィスのバックアップ


















