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ストレージ革命
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バックアップ新論
第6回 ブランチ・オフィスのバックアップ
(2007年02月01日)
トラブルが発生してもすぐに赴くことができない遠隔地に設置された支店や出張所。そこにあるデータを、いかに効率よくバックアップするか──。多くの管理者にとって、これは頭の痛い問題だ。そこで今回は、遠隔地にあるブランチ・オフィス(支店や派出所)のデータを、確実に効率よくバックアップする“テクニック”を紹介することにしたい。
ラッセル・ケイ
Computerworld米国版
バックアップの目的は、「大切なデータを複製し、不測の事態に備える」という実にシンプルなセンテンスで表現することができる。しかし、いざそれを実践するとなると、非常に複雑なプロセスをたどらなければならない。というのも、日々更新されるデータはもちろん、ポリシー、スケジュールなど、バックアップすべき内容が常に“変化”しているからだ。
これらすべてを的確にバックアップするのは、戦闘機の“空中戦”のようなものだ。そこでは、常に動いている“標的”を、自分も動いている状態で、的確に“キャッチ”しなければならない。その“標的”が遠隔地にある場合には、戦闘パイロット(データ管理者)には、より高度なテクニックが要求されることになる。
ここでは、バックアップの基本を2点ほど確認するとともに、遠隔地にあるデータをバックアップする際に必要となるテクニックを9つ紹介したい。
【バックアップの基本1】バックアップの頻度
数年前と比較すると、ストレージの価格は著しく低下し、物理的にも小型・軽量化が図られた。そのため、経験の浅い管理者ほど安易にすべてのデータをバックアップしようとしがちである。しかしながら、企業が所有するデータ量は、ストレージの価格と反比例するように急増していることを忘れてはならない。
もし、各支店で長期保存する必要のない一時的なデータまでバックアップしているとすれば、それはストレージ・リソースとコストの無駄遣いにほかならない。企業には情報の“質”を見極め、コスト削減を推進する責任がある。そのため、中央のシステム部門は事業部門や法務部門と緊密に連携をとり合い、どのデータをどのくらいの期間保存するかを決定しなければならない。一部のデータは数カ月間しか保存する必要がないが、他のデータは数年、あるいは10年以上の保管が義務づけられているといった場合もあるからだ。
【バックアップの基本2】バックアップ・デバイスの選択
現在、考えられるバックアップ・デバイスとしては、テープ、磁気ディスク、リムーバブル光ディスクなどがある。また、最近ではオンライン・ストレージを利用している企業も増えてきたようだ。
バックアップ・データは必要なときにリストアできなければ意味がない。例えば、長期間アクセスすることのないデータをテープ・ストレージにバックアップしていたような場合には問題が生じやすいので注意が必要だ。いざ、リストアしようとしたときに、テープが伸びていたり劣化したりしていたのでは役に立たないからだ。
テープの状態に問題がなかったとしても、そのテープ・フォーマットを読み込めるハードウェアが存在しない(廃棄されて残っていない)といったこともあるだろう。さらにテープの状態にもハードウェアにも問題がなかったとしても、リストアされたデータを活用するためのソフトウェア/アプリケーションが保存されていないかもしれない。
以上、2つの基本を確認したら、次に、遠隔地にある支店、出張所のデータをバックアップする際のテクニックを見ることにしよう。
- バックアップ新論
- 第1回 デスクトップのバックアップ
- 第2回 データセンターのバックアップ
- 第3回 メッセージのバックアップ
- 第4回 ワークグループのバックアップ
- 第5回 PDAのバックアップ
- 第6回 ブランチ・オフィスのバックアップ

















