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[米国]
サン、ストレージ特許でネットアップを逆提訴
ストレージテック時代から続く特許論争が大詰めに
(2007年10月29日)
米国サン・マイクロシステムズは10月26日、ネットワーク・ストレージ管理ソフトの特許侵害でライバルのネットワーク・アプライアンスを逆提訴した。サンは、テキサス州東部連邦地方裁判所にネットアップの全製品ラインを対象とする訴訟を起こし、差し止め命令と損害賠償金を求めた。
サンの法律顧問を務めるマイク・ディロン氏は25日、「これはネットアップの行為に応じた措置であり、当方の意志というよりも強いられたものだ」と同氏のブログに記した。ネットアップは、同社の「Write Anywhere File Layout(WAFL)」およびRAID技術向けの7件の特許をサンの「Zettabyte File System(ZFS)」が侵害しているとして9月5日に同じテキサス州で訴訟を起こした。今回のサンの提訴は、これに対抗する格好となる。
ネットアップは、サンは2005年にZFSをリリースした時点で同社の特許を侵害し、さらに今年、ZFSのコードをオープンソース・ライセンスの下で、サンの他の多くのソフトと同様に公開したと主張している。
ネットアップの訴訟は2004年の交渉に端を発する。当時、ストレージテックが自社のストレージ・ファイル管理ソフトの特許を侵害したとしてネットアップを訴え、2005年にストレージテックを買収したサンもネットアップに対する特許侵害の主張を続けた。交渉を進めるなかでネットアップは、サンのZFSこそ、ネットアップの特許技術を使用していると主張するに至った。
サンのCEO(最高経営責任者)、ジョナサン・シュワルツ氏は24日に記した同氏のブログにおいて、ネットアップの主張には根拠がないと述べた。「ZFSは高価なプロプライエタリのストレージをコモディティ・ディスクや汎用サーバで代替可能にする」、「経済的影響はきわめて大きく、ネットアップや他のプロプライエタリ企業にとって脅威となるのは理解できる」と同氏。
シュワルツ氏によると、サンは訴訟を回避するためにオープンソースのZFSをネットアップにライセンス供与することを含めネットアップとの交渉を試みたが、交渉は決裂したという。
「先方は当社がZFSをフリーでなくし、フリー・ソフトウェア・コミュニティから撤収することを望んだが、これはフリーのものをフリーでなくすことができるという……よくある間違った考えに基づいている。それは不可能なことだ」(シュワルツ氏)。また、競合企業がサンの特許侵害を主張した場合、サンは顧客の法的責任を免除すると同氏は付け加えた。
ネットアップの法律顧問、デイブ・ヒッツ氏もブログを公開しており、25日に次のように記した。「これは、まさに特許訴訟における非常に腹立たしい問題であり、露骨だが曖昧な脅迫と言えるものだ。シュワルツ氏はいったんオープンソースになったら、法律の埒外に置かれると主張しているようだ。この意見には、まったく同意できない」
(ロバート・マリンズ/Network World 米国版)
- 米国サン・マイクロシステムズ
- http://www.sun.com/
- 米国ネットワーク・アプライアンス
- http://www.netapp.com/
サンのZFSにも当該特許が含まれていると主張
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