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[ドイツ]
富士通シーメンス、グリーンIT推進の新施策を発表
「省エネルギー化にかかるコストは価格に転嫁しない」とアピール
(2007年11月09日)
オランダの富士通・シーメンス・コンピューターズ(FSC)は、ドイツのアウクスブルクで11月7〜8日に開催した同社主催のコンファレンス「VISIT 2007」で、ITの省エネルギー化を進める“グリーンIT”の取り組みに関する新たな施策を打ち出した。
同コンファレンスで講演を行った、FSCのCEO、バーンド・ビスチョフ氏は、FSCの全製品ラインについて、今後エネルギー効率を高めるための改良を加えていくとしたうえで、「われわれはそれらにかかる費用を一切顧客に転嫁することなく省エネ製品を提供する初のベンダーになる」と明言した。
米国IDCが最近実施した調査では、グリーンIT製品を積極的に購入する傾向がITユーザーの間で広がりつつあるとの結果が出ており、ビスチョフ氏が述べた計画はこうした流れに沿ったものだと言える。
また、FSCは同コンファレンスで、コンピュータがアイドル状態になると自動的に消費電力量ゼロのスリープ・モードに切り替わる新開発モニタのデモを披露した。
一方、FSCのCTO(最高技術責任者)、ジョセフ・レーガー氏は、フラッシュメモリ・ベースのSSD(Solid State Drive)は、パフォーマンスと経済性の観点から採用が進み、早ければ2010年以降、データセンターに広く普及するとの見方を示した。
「今後2〜3年以内に、多くのデータセンターで、従来のHDDの代わりにSDDが採用される可能性が高い。SDDはHDDと同等の速度で動作するうえ、大幅なスペース削減が可能で、冷却の必要性も少ない」(レーガー氏)
なお、韓国のサムスンは最近、シーケンシャル読み出し速度が100MB/秒、同書き込み速度が120MB/秒とHDDよりも高速な64GBのSSD製品を発表しており、2010年には同社から256GBのSSDが投入される見込みだ。実際、レーガー氏は、データセンター向けのHDDビジネスが将来消滅するかもしれないという大胆な見通しを示している。
レーガー氏は今年3月、ドイツ・ハノーバーで開催されたコンファレンス「CeBIT 2007」で、デスクトップPCがシン・ターミナルや類似のネットワーク・デバイスで代替されると予測したが、同氏は今回、サーバ・ブレード上で仮想PCを動作させて、これらクライアントからアクセスする運用方式が、消費電力の効果的な削減方法になると主張した。
また同氏は、電力料金の請求書は施設管理部門に回されることが多く、IT機器が大量の電力を消費しているにもかかわらず、いくら電力料金を支払っているのかを把握していないCIOやITマネジャーが多いと指摘し、「電力消費の管理は、施設管理部門とIT部門が連携して取り組むべきだ」と力説した。
(クリス・メラー/Techworld英国版)
- 富士通・シーメンス・コンピューターズ(オランダ)
- http://www.fujitsu-siemens.com/
- 「VISIT 2007」の公式ページ
- http://www.fujitsu-siemens.com/visit/
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