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[世界]
【Gartner予測】
世界IT支出の伸びはますます鈍化、2009年は6%成長に
低迷続く経済環境下では「力強い成長に相当」
(2008年08月20日)
米国の調査会社Gartnerの予測によると、2009年の世界IT支出の伸びは6%にとどまる見通しだ。ただし、世界経済が全般的に低迷していることを考慮すれば、この数字はかなり力強い成長に相当するという。
世界のIT支出総額は2009年に3兆6,000億ドルに達し、2008年の予測額3兆4,000億ドルを6%上回る、というのがGartnerの見方だ。ちなみに、2008年の予測成長率は前年比8%増で、2007年の実績は前年比10%増だった。
分野別に見ると、2009年に支出の伸び率が最も高いのはソフトウェアとITサービスで、それぞれ8%と7%。逆に、コンピューティング・ハードウェアへの支出は、2009年にはわずか4%へと減速する見通しだ。一方、IT支出全体の半分以上を占めているテレコム(電気通信)は2009年に6%伸び、2兆1,000億ドル近くに達すると予測されている。
Gartnerのバイスプレジデントで著名アナリストのジム・タリー(Jim Tully)氏は、他の業界に比べればIT分野は相変わらず高成長だとしながらも、米国における景気後退の影響を受けるとみている。
「今後数年間、成長率は下がるだろう。だが、ファンダメンタルズは強いままだ。イマージング地域(新興諸国)、旧システムのリプレース、いくつかの技術シフトが成長を牽引していく」(タリー氏)
なお、IT支出の多くを占めるテレコム・サービスの割合はこれから下がり続け、5年後にはIT支出全体の44%にまで減る見通しだ。旧来のテレコム・システムの継続使用がテレコム支出の成長率を押し下げ、ひいてはIT支出全体の成長率も抑えるとGartnerは指摘している。
また、今後はSaaS(Software as a Service)やSOA(サービス指向アーキテクチャ)、オープンソース・ソフトウェアが、いずれも従来型のソフトウェア購入モデルに対抗する強力な存在になることから、ソフトウェア関連支出の伸び率についても、Gartnerは慎重な見方を示している。
(Brad Reed/Network World米国版)
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