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【解説】
RFIDの技術動向と自社導入のポイント
仕組み・動向を押さえ、“10のユースケース”に照らして自社業務での活用を検討する
(2008年06月18日)
RFIDシステムのハードウェア構成
次に、RFIDシステムのハードウェア構成について確認しよう。最小構成のシステムとしては、以下のデバイス/コンポーネントからなる(図1)。
- ICタグ
- アンテナ
- リーダ/ライタ
- 管理用PC/サーバ
| 図1:RFIDシステムの最小構成 |
リーダ/ライタは、ICタグに格納された商品IDや各種情報の読み取り/書き込みを行うための専用の通信デバイスである。内蔵アンテナが電波を発して、その電波を受けたICタグが電波を基に起電し、応答を返し、リーダ/ライタとICタグ間で通信処理が実行されるという仕組みだ。
RFIDシステムのハードウェア構成は一般に、図2に示すような据置タイプ(一体型)、据置タイプ(分離型)、ハンディ・タイプ、ネットワーク・タイプという4パターンのいずれかをとる。本稿では基本的な構成について解説するが、今日では、リーダ/ライタとアンテナが一体となったタイプの製品や、PC/サーバを必要としない組み込み型のリーダ/ライタ製品も販売されている。デバイスはベンダー間の競争によって、通信距離の伸張や一括読み取り時の可用性向上など、製品の性能が急速に向上している。
| 図2:RFIDシステムのハードウェア構成パターン |
進化しているのは、デバイスばかりではない。ICタグも、組み込み型を採用したアクティブ・タグ(注3)の進化形であるZigBee(IEEE 804.15.4、注4)のバージョン1.0規格準拠のICタグの試作品が登場し、一部の先進企業では早くも同規格の導入に向けた商談が始まっている。
注3:アクティブ・タグ:電池を内蔵し、みずから無線波を発するICタグで、10〜20mの距離でのデータ伝送が可能。アクティブ・タグに対して電池を内蔵しないICタグは、パッシブ・タグと呼ばれる
注4:ZigBee(IEEE 804.15.4):2.4GHz帯を使用し、データ伝送速度20〜250Kbps、データ伝送距離100mを実現する近距離型の無線通信規格。省電力/低コストが特徴とし、2004年11月にZigBee 1.0仕様が策定された



