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[米国]
Wi-Fiベースの高速無線LAN規格「IEEE 802.11n」の初期ドラフト仕様が正式決定
(2006年01月19日)
IEEE 802.11ワーキング・グループの「n」タスク・グループは1月19日、新しいWi-Fiベースの高速無線LAN規格「IEEE 802.11n」のドラフト仕様案を採択した。今後は、最終仕様化と承認を目指して、ドラフト仕様に改良を加えていくことになる。
この採択により、これまで繰り広げられてきた2つのドラフト案を巡る争いは終結した。2つのドラフト案は、ともに802.11nで必要とされる最低100Mbpsの実スループットを複数のアンテナを使って実現するものであったことから、2つのドラフト案を一本化して共同案を策定すべく、昨年半ばに小委員会が結成された。
今回、タスク・グループの票決で採択されたのは、この小委員会が提出したドラフト案である。票決は19日午前、ハワイのコナで開かれたIEEE 802.11ワーキング・グループの総会で行われた。
票決メンバーの一人である米国アセロス・コミュニケーションズのCTO(最高技術責任者)、ビル・マクファーランド氏は、ドラフト仕様が承認されて最終的な規格になるまでには、まだ多くの作業が残されていると説明する。
ドラフト仕様は今後、IEEEの規則に基づく書式に修正された後、各種の無線LAN規約を担当するワーキング・グループのすべてのエンジニア・グループに提示される。エンジニアたちはドラフト仕様の内容が妥当なものかどうかを評価し、問題があれば修正を求める。修正したドラフトに全体の75%を超える承認票が得られるまで、一連の修正と票決を繰り返さなければならない。
仕様策定の最後段階では、さらに幅広い層のIEEEメンバーが、最終承認するかどうかの票決を行う。マクファーランド氏によると、最終承認票決は今年の終わりから来年初めになる可能性が高いという。ただし、ドラフト仕様に準拠した製品は今年半ばから提供され始めるはずだとしている。
なお、米国ブロードコムは1月19日、802.11nドラフト仕様に準拠した業界初の製品として新たな無線LANチップセット・ファミリ「Intensi-fi」のサンプル出荷開始を発表した。同ファミリには、ルータ、ノートPC、アドインPCカードに使用できるチップセットが含まれているという。価格は公表されていない。
(IDG News Service サンフランシスコ支局)
- IEEE 802.11ワーキング・グループ
- http://grouper.ieee.org/groups/802/11/
- 米国アセロス・コミュニケーションズ
- http://www.atheros.com/
- 米国ブロードコム
- http://www.broadcom.com/



