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[米国]
米国医薬品卸大手、RFIDを活用した流通追跡システムを試験導入へ
(2006年11月20日)
米国の医薬品卸売り大手であるアメリソースバーゲンは先週、RFID(Radio Frequency Identification)技術を利用して、医薬品の流通過程を追跡する試験プログラムを実施すると発表した。
アメリソースバーゲンは、RFIDリーダに組み込まれて動作するIBMのミドルウェア「WebSphere」と、IBMの「Electronic Product Code Information System(EPCIS)」技術を使って追跡システムを開発している。同システムでは、取り引きを認証するために、ベリサインのソフトウェアも採用する予定だ。
アメリソースバーゲンはカリフォルニア州、サクラメントにある同社最大の流通センターで、来年初めから同追跡システムの一部を試験運用する計画だという。
同社の統合ソリューション担当副社長であるシェイ・レイド氏は、「この追跡システムが本稼働すれば、医薬品サプライチェーンは、医薬品の盗難やラベルの不正変更などを防止できる」と期待を寄せている。
この追跡システムは、医薬品メーカーが医薬品をアメリソースバーゲンの倉庫に搬入する際に、ケースに取り付けたRFIDタグをスキャンし、アメリソースバーゲンが注文を受けて医薬品を出荷する際にも、RFIDリーダが、RFIDタグの付いた医薬品アイテムごとに出荷時刻と出荷先を記録するというものだ。「これにより、倉庫に保存されたタグ付きの医薬品に関する履歴を、完全に把握できる」とレイド氏は述べている。
また、試験プログラムでは、この追跡システムを、2007年前半に医薬品メーカー5社の追跡システムと連携させることも計画されている。ただし、これらの社名は明らかにされていない。
さらにレイド氏は、「追跡システムは、医薬品サプライチェーン全体を通じて医薬品の安全を確立するだけでなく、入出荷情報をリアルタイムに提供することで、当社とパートナー企業の在庫管理の向上にも貢献する」と説明している。
IBMのEPCISソリューション担当幹部であるクリス・クラウス氏は、「アメリソースバーゲンのような医薬品卸売会社は、医薬品サプライチェーンの安全確保のために、医薬品メーカーよりもRFID技術を積極に活用している」と述べている。IBMは、アメリソースバーゲンと並ぶ米国有数の医薬品卸売り大手であるカーディナル・ヘルスにも、同様のシステム構築で協力することを明らかにしている。
(ヘザー・ヘイブンステイン/Computerworldオンライン米国版)
- アメリソースバーゲン
- http://www.amerisourcebergen.com/cp/1/



