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[米国]
米国政府の大規模ネットワーク・サービス計画、AT&Tら3社が発注先候補に
総額200億ドルの巨大プロジェクトを巡る受注競争は5月の第2ラウンドへ
(2007年03月30日)
米国一般調達局(GSA)は3月29日、10年間・総額200億ドルのネットワーク・サービス契約に入札したキャリア4社の中から、AT&T、MCI(ベライゾン・ビジネス・サービシズ)、クエスト・ガバメント・サービシズを契約先候補として選定したと発表した。入札企業の中でスプリント・ネクステルだけが落とされたことになる。
今回のネットワーク・サービス契約は、「Networx Universal」プロジェクトの一環として実施されたもので、選考に残った3社は今後も同プロジェクト関連の入札で競うことになる。
GSAの担当者によると、Networx Universalプロジェクトは、音声、IP、無線、衛星、IPセントレックスの各サービスを、191カ国にある135の連邦政府機関に提供するというもので、その契約規模は過去最大になるという。Networx Universal契約で計画されている現行ネットワークのアップグレードには、IPv6に対応するグローバルなIP/MPLS(Multiprotocol Label Switching)ネットワークの構築などがある。
「Networx Universalプロジェクトは、GSAにとって歴史的な事業だ。業務改善につながる製品とサービスを連邦政府機関に最良のコストで提供するというGSAの目標を反映している」と、GSAのルリタ・ドーン局長は述べている。
GSAは今年5月に、Networx UniversalのサブプロジェクトであるNetworx Enterpriseの契約先に関する発表を行う予定だ。Networx Enterpriseは、新しいIPサービスと無線サービスに重点が置かれており、Networx Universalと同じ4社のキャリアのほか、米国レベル3とそのパートナーが入札に参加している。
今回の選定に残ったAT&Tは声明で、「政府の納期未定・数量不確定契約ルールに基づく今後の通信/ネットワーキング・サービス契約の受注競争でも、当社は勝利を収めることができる」と自信を見せた。
一方、スプリント・ネクステルも声明を発表し、今回の選定から漏れたことに失望を表明したが、5月のNetworx Enterprise契約には自信を持っていると述べた。同社は、前身のスプリント時代を含めると20年近くにわたって米国政府に通信サービスを提供しており、Federal Technology Service(FTS)2001と同2000契約を受注している。
独立系のネットワーク・アナリスト、ジェフ・カーガン氏は、今回の選考結果はとりわけクエストにとって大きな意味があるとしている。同社は、選定された3社の中で最も小規模なキャリアだからだ。「この種の契約はどのキャリアも望むが、獲得できるのはほんの数社だ」(同氏)
政府と契約を結ぶことは、企業顧客の獲得にも有利に働く。契約を獲得したキャリアは、政府機関のお墨付きを得たサービスを企業にも提供できるとアピールできるからである。
(マット・ハンブレン/Computerworld オンライン米国版)
- 米国一般調達局(GSA)
- http://www.gsa.gov/



