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[国内]
インテル、WiMAXの標準化動向と自社での取り組みを説明
モバイルWiMAXへの取り組みの活発化と製品対応ロードマップをアピール
(2007年04月09日)
インテルは4月9日、東京都内で記者説明会を開き、WiMAXの標準化動向について説明を行った。インテルによると、現在、同社はモバイルWiMAX機器の認定に向けた活動をより活発化させており、今後、認定機関を現行のスペインのAT4 Wireless以外に、韓国TTAや中国CATR、台湾といったアジア諸国に拡大させていくとしている。
| インテル 研究開発本部シニア・リサーチャー、庄納崇氏 |
WiMAXの標準化は、IEEE 802.16ワーキング・グループとWiMAXフォーラムにより進められている。IEEE 802.16ワーキング・グループが、物理層とMAC層の標準規格を策定しており、WiMAXフォーラムは、そこで策定された規格に関して、異なるベンダー間での相互接続性の認証を行っている。
WiMAXフォーラムのボード・メンバーは14社で、その代表がインテルとなる。2004年の設立時で46社だった総メンバー数は、現在、437社に増えており、同社によると、メンバー構成は、ユーザーに最も近い立場であるサービス・プロバイダーが33%と最大であるという。
また、WiMAXフォーラム内には、8つのワーキング・グループ(WG:作業部会)がある。WiMAXの技術については、テクニカルWGで議論が進められているが、当初の固定WiMAXとモバイルWiMAXというクラス分けに、現在では新しく“発展型WiMAX”を議論する場が設けられている。発展型WiMAXとは、固定WiMAXを屋外でも使用できるように“発展”させる規格のことで、モバイルWiMAXのOFDMA技術とは異なり、OFDM技術が採用されている。
現在、標準化されている主な規格には、固定WiMAX向けの「IEEE 802.16-2004」と、モバイル機能を付加した「IEEE 802.16e」がある。ただし、インテルによると、IEEEでは両規格を統一した「802.16-2007」や、次世代の規格の標準化も進められている。具体的には、今年1月から「IEEE 802.16m」という次世代規格の策定に向けた議論がスタートしているという。この件に関し、インテルの研究開発本部シニア・リサーチャー、庄納崇氏は、「802.16eをさらに高速化し、第4世代移動通信に向けた標準規格を策定していく」と説明している。
一方、日本国内での動きとしては、総務省が2006年2月に広帯域移動無線アクセス委員会(BWA委員会)を設置し、利用周波数帯として議論されている2.5GHz帯について、技術的要件の策定に乗り出したことが紹介された。2007年第3四半期には、通信事業者へ周波数の割当を行う予定で、来年後半にもサービスが開始されるという。
| インテルのWiMAX製品ロードマップ |
庄納氏は、「2007年に出荷されるノートPCの無線LAN(Wi-Fi)機能搭載率はほぼ100%になる。当社はWiMAXを、Wi-Fiの使い勝手を、さらに広域で提供する有力な技術として位置づけている」と話し、今後もWiMAX関連製品を積極投入していくという同社の姿勢を強調した。インテルは、2007年内にモバイルWiMAX Wave2対応の外付けカードを出荷し、翌2008年にはノートPCなどへのWiMAX内臓、さらに2009年にはグローバル・ローミングに対応していくとしている。
(山上朝之/Computerworld)



