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[米国]
パーム、スマートフォンと連携するハンドヘルドPC「Foleo」を発表
「スマートフォン・コンパニオン」としてユーザーに訴求
(2007年05月31日)
| パームの創立者ジェフ・ホーキンス氏は、Foleoはあくまでもスマートフォンの“コンパニオン”であることを強調する
|
米国パームは5月30日、フルキーボードと10インチの画面を搭載したハンドヘルドPC「Foleo」を発表した。
パームは近年、データ入力が中心のPDA(携帯情報端末)から、音声操作が中心のスマートフォンへと、ビジネスの機軸を移行する戦略を打ち出している。今回発表されたFoleoは、その戦略に相反するようにも見てとれる。
しかし、その見方は正しくない。同社では、Foleoを「スマートフォン・コンパニオン」と位置づけている。つまりFoleoは、スマートフォンをより活用するための“同伴者”であり、あくまでも主体はスマートフォンなのだ。
実際、同社のスマートフォン「Treo」は好調な売れ行きを見せている。今年3月に発表された2007年度第3四半期(12月-2月末締め)決算によると、Treoの出荷台数は前年同期比30%増の73万8,000台を記録している。
同社では、Foleoの利用形態として、ユーザーがスマートフォンとFoleoをいっしょに携帯し、PDAユーザーがPCとの間でデータをやり取りするのと同様に、スマートフォンとFoleoとの間でデータを同期させるといった使い方を想定していると話す。
Foleoは重量1.13kgで、バッテリ駆動時間は約5時間。OSにはLinuxを採用している。同社ではLinux OSを採用した理由について、「ソフトウェア開発者に、自由にアプリケーションを開発してもらうため」としている。
| パームは、ユーザーがスマートフォンとFoleoをいっしょに携帯し、データを同期させて利用することを想定しているが、はたして… |
米国ガートナーでアナリストを務めるトッド・コート氏は、FoleoがLinux OSを採用したことについて、「デバイスにとってOSは“給排水管”のようなものだ。それがLinuxで整備されているということは、それだけ自由度があり、対応アプリケーションの開発も容易なはずだ」と評価する。
実は、米国でLinux OSを搭載したハンドヘルドPCが販売されるのは、Foleoが初めてとなる。米国モトローラなどは中国と日本でLinux OS搭載のハンドヘルドPCを販売しているが、米国では販売していない。
Foleoの通信機能には、BluetoothとWi-Fiカードが採用されている。Bluetoothを利用してスマートフォンと連携できるので、Foleoからスマートフォンを通じて電子メールをやり取りしたり、Webサイトを閲覧したりすることもできる。もちろん、Wi-Fi経由で無線LANのアクセス・ポイントに接続することも可能だ。
パームの創立者、ジェフ・ホーキンス氏は、「今後、スマートフォンは地球上で最も利用される“パーソナル・コンピュータ”となり、最終的にはデスクトップPCの機能もすべて網羅するようになる」としたうえで、「しかし、時にはスマートフォンにも、より大きな画面とフルサイズのキーボードが必要になるだろう」と語り、Foleoのような“コンパニオン”が必要であることを強調した。
Foleoの出荷は今年夏となる見込み。当初は499ドル(100ドル値引後の特別価格)で販売される予定だ。
(ベン・エームズ/IDG News Service ボストン支局)
- 米国パーム
- http://www.palm.com/
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