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[米国]
WiMAXが国際標準に――ITUが3G規格として承認
基盤技術「OFDMA」への支持を投票で採択
(2007年10月22日)
国際電気通信連合の無線通信部門(ITU-R)は先週、WiMAXを3G(第3世代)モバイル・データ通信規格の1つとして承認した。これによりWiMAXは、国際標準としての“お墨付き”を得た格好になる。
インテルなどが積極的に推進しているWiMAXは、業界標準規格をベースにしてはいるものの、通信業界では“新参者”に位置づけられてきた。しかし今回の認定により、WiMAXが、WCDMAやCDMA-2000といった広く普及している規格に対抗できる条件が整った。
各国政府は無線周波数の割り当てを行う際、技術的要件としてITU規格を指定する場合が多い。WiMAXは今後、「IMT-2000」と呼ばれるITUの3G規格が要件とされた場合に、選択肢に加わることになる。
調査会社カレント・アナリシスのピーター・ジャリッチ氏は「ITUの今回の決定は、WiMAXにチャンスをもたらす」と語る。特に、欧州で今後実施される無線周波数の競売に参加する通信キャリアは、既存の3Gシステムの代わりにWiMAXを選ぶと、同氏は予想する。「WiMAXの導入事例が少ない欧州で今後、その採用が広がれば、対応機器数が増加し、世界的な価格低下につながるだろう」(ジャリッチ氏)
一方、WiMAX採用製品の相互運用性を認定する業界団体「WiMAXフォーラム」のロン・レスニック代表は「WiMAXがIMT-2000技術として承認されたことは、WiMAXフォーラムにとって大きな勝利だ」と語った。
ITU-Rは今回、WiMAXの基盤技術となっているOFDMA(直交周波数分割多重アクセス)への支持を投票で採択した。OFDMAは、GSMからの移行を想定して開発されているLTE(Long-Term Evolution)などの次世代技術でも基盤として利用される。LTEシステムの商用化は2009年か2010年に始まると見られている。
WiMAXはIEEE 802.16規格をベースにしており、数kmの範囲内でIPデータを数Mbpsの速度で伝送できるように設計されている。固定WiMAXは、WiMAXフォーラムにおいて採用製品の相互運用性の認定がすでに行われており、同団体は来年からモバイルWiMAX製品についても認定を開始する計画。
スプリント・ネクステルとクリアワイヤは、WiMAXネットワークの全米展開を今年末から開始する予定で、WiMAXの採用規模としては過去最大のプロジェクトとなる見通しだ。
(スティーブン・ローソン/IDG News Service サンフランシスコ支局)
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