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[米国]
イーベイ、VoIPのスカイプ・テクノロジーズを買収へ
(2005年09月12日)
オンライン・オークション大手のイーベイは9月12日、ルクセンブルクに本社を置くVoIP技術ベンダー、スカイプ・テクノロジーズを買収することで、同社と合意に達した。動きは、イーベイの新規事業分野参入と、スカイプのインターネット電話サービスの顧客基盤拡大に役立つと両社は述べている。
買収金額は26億ドルで、さらに買収後にスカイプが一定の成績目標を達成した場合に追加の支払いを行なう。成績目標をスカイプが達成し続けた場合、イーベイは合計40億ドル以上を支払うことになる可能性がある。
イーベイのCEO(最高経営責任者)メグ・ホイットマン氏は記者会見で、同社はその商取引サイトにスカイプのソフトウェア/サービスを追加し、スカイプ独自の市場も開発し続けると述べた。また同氏は、子会社ペイパル(PayPal)の決済技術がスカイプにも役立つだろうと語った。
「スカイプは、当社に新たな収入機会をもたらす」とホイットマン氏は述べ、特に、「リード生成(見込み客発掘)」に役立つことを強調した。たとえば、大手企業が新車の広告をeBayサイト上に掲載する。ユーザーは広告をクリックして、Skypeソフトウェア/サービスを介したPC間無料通話でより詳しい情報を聞くことができ、ベンダーはリード1件当たり2ドルから12ドルを支払うといった具合だ、とホイットマン氏は説明した。
また、eBayサイトの利用者同士がオークションに出品されている商品の詳細について直接話し合えるようにすることも考えている、と同氏は述べた。
この買収の本契約は年内に締結される見通しとされているが、eBayサイトにSkypeボタンが追加されるのはもっと後になるかもしれない。ホイットマン氏は「われわれは慎重に吟味したいと考えている」として、予定時期を明示しなかった。「非常に多くのシナジーが存在しているため、それらを系統だった方法で展開していきたい。われわれは、3年間の統合プログラムを実施していく」と同氏は語った。
さらにイーベイは、スカイプが世界に広く展開しており、米国での展開が比較的少ないことからも利益を得られる可能性がある。スカイプのCEO(最高経営責任者)で共同設立者のニクラス・ゼンストロム氏は、「当社は、北朝鮮を除くあらゆる国に展開しており、各国の市場でトップに立っている。スカイプの成長率は、これまでのどのインターネット企業も上回っている」と語った。ホイットマン氏は、スカイプの北米、中東、ロシアでの存在が、それらの地域へのイーベイの進出を容易にするかもしれないと述べた。
スカイプは2002年に設立されたが、現在では225の国や地域に5400万人の利用者があり、新規利用者が毎日約15万人ずつ増えているという。なお、Techworld記者が9月12日のある時点でSkypeクライアント・ソフトウェアを確認したとき、同サービスに接続中のユーザーは約300万人だった。
ゼンストロム氏と、もう1人の共同設立者であるヤヌス・フリス氏は、スカイプに留まるほか、イーベイの経営チームに加わることになる。
(Originally reported by Peter Judge, TechWorld (UK) and John Blau, IDG News Service 09/12/2005)


