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[スペイン]
マイクロソフトのバルマー氏、モバイル版Windows Liveサービスをデモ
【3GSM World Congress】
(2006年02月14日)
米国マイクロソフトのCEO、スティーブ・バルマー氏は2月14日、スペインのバルセロナで開催されている「3GSM World Congress」(2月13日〜16日)の基調講演で、同社の「Windows Live」プログラムの一部として提供されるモバイル機器向けの新しいパーソナル・サービス(ベータ版)の公開デモンストレーションを行った。
| スマートフォンを使ってモバイル版Windows Liveサービスを紹介するマイクロソフトのスティーブ・バルマー氏(右手は「Samsung i-mate Smart Flip」、左手は「Samsung SGH-i-320」) |
Windows Liveは、マイクロソフトが提供する各種のWebベースのパーソナル・サービスのブランド名で、新サービスには、HotmailやMSN Messengerなどの既存サービスをベースとしたものも含まれている。
バルマー氏は基調講演の中で、新サービスの1つである「Windows Live Mobile Search」を紹介。携帯電話で地図を探し、ロンドンのバーを見つけるというデモをステージ上で披露した。同サービスはすでに米国でベータ・テストが開始されており、英国でも2月15日からベータ・テストが開始されることになっている。
マイクロソフトはモバイル検索技術に多くの時間と資金を費やしており、2月13日には移動体通信事業者向けの検索ツールを開発するフランスのソフトウェア会社、モーションブリッジの買収を発表した。米国カレント・アナリシスのワイヤレス・アナリスト、ベナ・ロバーツ氏は、移動体通信事業者にとってモバイル検索技術は重要なものになりつつあり、この買収の意義は大きいとしている。
バルマー氏はまた、スマートフォン上で稼働し、企業向けインスタント・メッセージング・サーバ「Office Live Communications Server」の機能をワイヤレス環境で利用可能にする「Microsoft Office Communicator Mobile」ソフトウェアのデモも披露した。バルマー氏は、近くリリース予定の同ソフトウェアのプレゼンス通知機能を利用して、オンライン接続中の同僚を見つけ、その相手にスマートフォンからVoIPで通話するデモを行った。
マイクロソフトは約2カ月以内に、Office Live Communications Serverのユーザーに対し、Microsoft Office Communicator Mobileのダウンロード版の提供を開始する予定だ。
マイクロソフトはこうしたサービスの提供により、モバイル・ワーカーがデスク上で利用している機能のいくつかをモバイル・デバイスから利用可能にすることを目指している。そのカギは、携帯機器とデスクトップ・コンピュータに格納されたデータを同期化する機能である。
これを実現するものとして、バルマー氏は、年内にリリース予定のWindows VistaデスクトップOSの機能の1つである「Windows Mobile Device Center」のデモも行った。同機能は、データ、連絡先、写真や音楽の同期化を実現する。
さらにバルマー氏は、マイクロソフトのプッシュ型電子メール配信ソフトウェア「Direct Push」を搭載した携帯電話/機器をいくつか紹介した。米国ヒューレット・パッカード(HP)の「iPaq hw6900 Mobile Messenger」(2006年夏に発売予定)や、台湾の華碩電脳(ASUSTeK)の3Gスマートフォン「ASUS P305」などである。これらは、3GSM World Congressの会場に展示されている。
(IDG News Service デュッセルドルフ/パリ支局)
- 米国マイクロソフト
- http://www.microsoft.com/
- 「3GSM World Congress」のサイト
- http://www.3gsmworldcongress.com/

