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[ドイツ]
Siemens、他社環境にも統合可能なユニファイド・コミュニケーション新製品を発表
独自技術の採用が前提となる他社製品との差別化をアピール
(2008年03月04日)
ドイツのSiemens Communicationsは3月3日、デスクトップ・テレビ会議用に新しいビデオ・コンポーネントを搭載したユニファイド・コミュニケーション(UC)・プラットフォームの新製品「OpenScape Unified Communications(UC) Server」を発表した。
Siemensのエンタープライズ・マーケティング担当シニア・バイスプレジデント、マーク・ストラトン(Mark Straton)氏によると、同プラットフォームはSiemens製品だけでなく、他社製品で構築した音声交換システムにも統合可能だという。
当初出荷されるOpenScape UC Serverには、同社の音声通信ソフト「HiPath 8000 V3.1」をベースにした音声/IPルーティング・ソフト「OpenScape Video」と、「OpenScape UC Application V3」が搭載される。
OpenScape UC Serverの価格は、100ライセンス版で3万9,150ドルとなっており、4月に出荷を開始する予定だ。
また同社は、高解像度のポイント間通信用デスクトップ・システムに対応したテレビ会議ソフト「OpenScape Video」も4月末に出荷を開始する予定だ。こちらの価格は8,999ドルからとなっている。
Straton氏によると、これまで発売されてきたUC製品は、複雑かつ高価であることに加えて、各ベンダーの独自技術を利用しなければならなかったため、それほど普及してこなかったという。しかし、SiemensのOpenScape UC Serverは、あらゆる環境に対応できるうえに拡張性が高く、価格も手ごろだとアピールしている。
米国Black Box Network Servicesのバイスプレジデント、ドナ・ワーナー(Donna Warner)氏は、「(OpenScape UC Serverは)ビジネス・ユーザーにとって柔軟性の高いソリューションだ」と語っている。ちなみにBlack Boxは、Siemensにとって北米最大のチャネル・パートナーである。
またWarner氏は、「OpenScape UC Serverは、独自ハードウェアの導入や特定OSへの対応が必要なく、ユーザーが最適と考えるペースでUC環境を構築していくことができる」とし、メッセージング/音声/ビデオの各ソリューションをユーザー側で適宜選択することができると説明した。
さらにWarner氏は、OpenScape UC Serverを利用すれば、Microsoft製UCシステムからの移行も可能だとしている。
米国Yankee Group Researchのアナリスト、ゼウス・ケラバラ(Zeus Kerravala)氏も、各種システムとの統合が容易になるとして、SiemensのOpenScape UC Serverを評価している。しかし、その一方で同氏は、ソフトウェア戦略を生かせるだけの強力なディベロッパー・コミュニティが存在しない点や、カナダのNortel Networksや米国Cisco Systemsなどに比べて、北米での存在感が小さい点をSiemensの課題として挙げている。
(Matt Hamblen/Computerworld 米国版)
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