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セキュリティ・マネジメント

[米国]
米国の「スパム王」が起訴事実を認める――懲役26年の実刑の可能性も

「他のスパマーへの見せしめになる事件」と裁判関係者

(2008年03月17日)

 米国シアトルの連邦地裁に刑事告訴されていた「スパム王(the King of Spam)」こと、ロバート・ソロウェイ(Robert Soloway)被告(28)が3月14日、司法取り引きに応じ、詐欺行為と脱税の罪を認めた。同被告には、懲役26年の実刑判決が下される可能性があるという。

 Soloway被告が行ったスパム行為については、すでに複数の民事訴訟で有罪の事実認定が行われている。例えば、Microsoftが同被告を相手取って起こした訴訟では、2005年に780万ドルの損害賠償を支払うよう命じる判決が下されている。しかしSoloway被告は、これまでの訴訟で命じられた賠償金の支払いを逃れ続けてきたため、2007年5月、司法省の刑事告発に基づいて逮捕された。

 同被告は2005年、インターネットの掲示板に、「これまでに数百万ドルの支払いを求める訴訟が起こされているが、10年以上にわたって一銭も金を支払うことなくこの商売を続けてきた」との書き込みを行っていた。

 司法取り引きでSoloway被告が認めた罪状によると、同被告がスパム行為によって手にした金額は30万ドルを超えるという。こうして築き上げた自身の金融資産について、嘘発見器による検査を受けることに同被告は同意したようだ。

 米国では、スパム行為に関する告発が後を絶たないが、実行者が刑事告訴されるのはきわめてまれだ。裁判関係者は、この事件が他のスパマーへの見せしめになるとの見方を示している。

 Microsoftの上級法律顧問アーロン・コーンブルム(Aaron Kornblum)氏は、2月のインタビューで、「Soloway被告の起訴を受け、他のスパマーも考えを改めるのではないか」と語った。同氏によると、米国では、スパム対策法に基づく刑事告訴が膨大な件数に上っており、深刻な状況になっているとのことだ。

 Soloway被告に対する判決は、6月20日に言い渡されることになっている。

(Robert McMillan/IDG News Service サンフランシスコ支局)




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