【 ここから本文 】

セキュリティ・マネジメント

ソーシャルブックマークに登録 : Yahoo!ブックマークに登録 はてなブックマークに登録 del.icio.usに登録 newsing it!に登録 Buzzurlにブックマーク livedoorクリップに登録 Slashdotにタレコむ イザ!ブックマークに登録 Twitterでつぶやく
print 印刷用ページの表示


セキュリティ・マネジメント

[世界]
ダルフール問題の啓蒙サイトがハッキング被害、FBIは中国の関与を調査

ハッキング痕跡から中国発のIPアドレスを発見

(2008年03月24日)

 非営利団体Save Darfur CoalitionのWebサイトが先週受けたハッキングに関して、米国連邦捜査局(FBI)が中国の関与について調査に乗り出した。Save Darfur Coalitionは、スーダン西部のダルフール地域で行われている大量虐殺の問題を啓蒙する目的で創設された団体である。

Save Darfur CoalitionのWebサイト

 Save Darfur Coalitionの広報担当者アリン・ブルックスラシュア(Allyn Brooks-LaSure)氏によると、同団体は先週、同団体のメール・サーバとWebサーバに不正アクセスの痕跡を発見しFBIに通報した。

 「この攻撃の首謀者は不明だが、われわれのサーバをハッキングしたコンピュータのIPアドレスは中国のものだった。北京にいる何者かが、われわれにメッセージを送ろうとしている」(Brooks-LaSure氏)

 ハッカーの目的はSave Darfur Coalitionに関するデータの収集だったようだと、Brooks-LaSure氏は述べている。同団体は、スーダンの最大の貿易相手国である中国の政府に対し、スーダン政府に圧力をかけてダルフールの内戦による大量虐殺をやめさせるよう働きかけている。

 ここ数年、中国内のコンピュータは多くのオンライン攻撃の発信源となっている。だが一部のセキュリティ専門家は、中国にあるマシンが、米国やロシアなどにいる攻撃者に踏み台として使われているにすぎないと指摘している。

 Save Darfurと協力している団体も攻撃を受けたかもしれないと、Brooks-LaSure氏は語った。一部の協力団体はこの数週間、特定の相手を狙った電子メール攻撃を受けており、これは、受信者をだまして悪意あるドキュメントを開かせたり、悪意あるWebサイトを訪れるよう仕向けたりするものだという。これらはいずれも、被害者のコンピュータに不正なソフトウェアをインストールする一般的な手口だ。

 こうした的を絞った電子メール攻撃は、最近では親チベット派メーリング・リストの参加者への攻撃にも使われた。「この攻撃では、ヘッダを偽装したメールが送信され、AdobeのAcrobatソフトウェアの脆弱性が悪用された」と、セキュリティ企業F-Secureの研究員はブログに記している。

 F-Secureによると、親チベット派団体はこの数カ月間、こうした攻撃の標的となっているという。「こうした電子メールは、メーリング・リストやプライベート・フォーラム、あるいは親チベット派団体で活動する個人に直接送られている。このような攻撃を月に何度か受けている人もいる」(F-Secureのブログより)

 先月、北京オリンピックの保安を担当する委員会のコンピュータも、同様の攻撃の対象となった。同委員会のメンバーに向けて悪意あるWordドキュメントが送信され、一部のメンバーはそれを他団体に転送してしまったという。「悪意あるコードを仕込むのが目的だったようだ」と、セキュリティ・ベンダーのMessageLabsは分析している。

 Save Darfur、F-Secure、MessageLabsがそれぞれ報告した事件の間に関連があるのかどうかは今のところ不明だ。FBIの広報担当者デビー・ワイアマン(Debbie Weierman)氏は3月21日、Save Darfurの事件についてFBIが調査に着手したことを認めている。

(Robert McMillan/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)




関連記事

▲ページの先頭へ戻る


ホワイトペーパー

マネージドホスティング導入事例

間に合う!?「2ヶ月以内の3社のシステム統合を完遂せよ」

サーバ本稼働まで約1カ月で済ませたマネージドホスティング成功術

プロダクト・フォーカス

日立製作所

データを安全に長期保管し、さらなる活用を促す――日立の「Hitachi Content Archive Platform」

コンプライアンス/内部統制時代のニーズに応えるコンテンツ・アーカイブ・ストレージ

セキュリティ・インサイト

既存メール環境の変更なしに導入可能な“透過型”スパム対策アプローチの実力

CATV統括運営会社に見る「マトリックススキャンAPEX」導入事例

McAfee SafeBootでの実績を土台にマカフィー製品を本格展開するマクニカネットワークス

マカフィーによる旧セーフブート社買収のシナジー効果を存分に生かす

企業の成長をサポートするサンのセキュリティソリューション

ビジネスのパフォーマンスは安全で積極的な情報活用から

企業に「安心・安全」を供給する日立ソフトの情報セキュリティ

「秘文」から「WriteShield」まで、一貫する情報セキュリティコンセプトとは

ビジネスを活性化するNECソフトのコミュニケーションセキュリティ

情報の堅ろうな保護と自由な共有を同時に実現

拡大するバラクーダネットワークスのセキュリティアプライアンス戦略

スパムメール対策からロードバランサ、Webアプリケーション保護まで


キャッチアップ

「Google Gadgetsを悪用すれば、マルウェアを強制インストールできる」――専門家が警鐘

パスワードの盗難や検索履歴が読み取られるおそれも

iPhone 3Gはビジネスでは使えない?――アナリストらがセキュリティ面を懸念

「ファイアウォールにも暗号化機能にも対応していない」

社員のアクセス管理は「無法状態」――組織の分散化が原因?

「アクセス権に関する責任の所在は特定が困難で、検討機会もない」

Windows Vistaのセキュリティを検証する

UAC、BitLockerなど主要強化点の実用度をチェック

情報漏洩に備える――ダメージを抑えるための心得7カ条

セキュリティ責任者が実践すべきこと、すべきでないこと

定番化した「画像スパム」と迷惑メールの最新の手口

風説の流布による株価操作といった犯罪化が顕著な傾向

データ漏洩・盗難対策を“完璧”に近づける「マルチレベル暗号化」のすすめ

ライフサイクル全般にわたるデータ保護を実現する

ソーシャル・メディアのセキュリティ・リスク

ブログ、Wiki、SNS、ビデオ共有……便利だが危険と隣り合わせのWeb 2.0

セキュリティもオープンソースで!

データセンターでもオープンソースの導入が進行中

キーパーソン

「データ・シャッフリング」とは何か――開発者が説く新データ・マスキング技術

実際のリスクとのずれを生む一方で、過度の恐怖を軽減する効果もあり

トレンドマイクロCEOのチェン氏、渦中の対バラクーダ訴訟について弁明

実際のリスクとのずれを生む一方で、過度の恐怖を軽減する効果もあり

ブルース・シュナイアー氏が語る「セキュリティ・シアター」の功罪

実際のリスクとのずれを生む一方で、過度の恐怖を軽減する効果もあり

「アイデンティティ/アクセス管理(IAM)は“焦らず、あきらめず”」――CAのガーディナー氏

CA幹部が語る、IAMプロジェクトの“正しい”進め方

「ITリスク管理の高度な専門性」が好調の要因――シマンテック幹部

グローバルサービス部門のヒューズ氏に聞く同社の取り組みと今日のセキュリティ問題

マカフィーにとって「マイクロソフトは味方、シマンテックは敵」

エンタープライズ市場に注力するマカフィーの新CEOが言明

マイクロソフトはもはや“セキュリティ後進企業”ではない!

「TwC(信頼できるコンピューティング)」担当副社長、セキュリティ強化戦略の“今”を語る

シマンテックのCEO、セキュリティ技術/市場の未来を示す

「いま、セキュリティのパラダイム・シフトが起きている」

プルーフポイント幹部が語るメール・セキュリティ領域での仮想化活用

「スパム、ウイルス/ワーム対策の仮想アプライアンスが今年後半から伸びる」

セキュリティ連載

サイバー・セキュリティ[罪と罰](全4回)

最新クラッキングの脅威を知り、みずからの身を守る

エンドポイント・セキュリティ対策の勘所(全2回)

クライアント環境を襲う各種の脅威に立ち向かう

情報漏洩100%対策(全7回)

あらゆるリスク、ケースを徹底検証

プロアクティブ・セキュリティ(全14回)

見えない敵に先手を打つ

Weekly Ranking

集計期間:10/07〜10/13



Computerworld Global
米国
英国
中国
ドイツ
オーストラリア
シンガポール
その他の国