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セキュリティ・マネジメント

[米国]
「Firefox 3.1」もプライバシー・モード機能を搭載、Chrome/IE 8に対抗へ

来週のベータ1版に続き、11月にはベータ2版をリリース

(2008年10月10日)

 米国Mozillaは10月9日、“Shiretoko”の開発コード名で呼んでいる「Firefox 3.1」にプライバシー・モード機能を搭載する方針を明らかにした。

 「Google Chrome」の登場を受け、Mozillaは3週間ほど前に、Firefox 3.1 Beta 2の公開を当初の予定より4〜5週間延期することを明らかにしていた。この時間を利用してプライバシー・モード機能を追加するとともに、新しいJavaScriptエンジン「TraceMonkey」のパフォーマンスを高めるためである。

Mozillaが公開した、Firefoxの開発状況に関するメモ

 プライバシー・モード機能は、Chromeだけでなく、Microsoftの「Internet Explorer 8(IE 8)」やAppleの「Safari」にも搭載されており、MozillaとしてもFirefoxに不可欠の機能と判断したようだ。Mozillaが公開したメモによると、同機能を組み込んだBeta 2のリリースは11月になるという。

 “ポルノ・モード”とも揶揄されるプライバシー・モードは、インターネットにアクセスした際にWebブラウザに記録されるデータを限定したり、完全に削除したりすることを可能にする。履歴データの中にURLを記録せず、Cookieも保存せず、ユーザーの行動を裏づけるようなデータもセッション終了時に消去する、というのが同モードの一般的な機能である。

 Firefox 3.1 Beta 2では「Clear Private Data」も変更される予定だ。このツールを使えば、閲覧履歴を過去にさかのぼって消去する際に、時間やデータの範囲を選択することができる。

 また、アドレス・バーにも修正が加えられる。プライバシー関係のタグ機能やタブ検索機能が追加されるほか、Firefox 2.0に搭載されていたプラグイン・インストール・プロセスも復活する。

 一方、ビデオHTMLタグのサポート、タブ・バーの改良、タブをデスクトップにドラッグして新しいウィンドウを開く機能などは、来週リリースされるBeta 1に盛り込まれる予定だ。

 Mozillaでは、これら以外の機能もFirefox 3.1に搭載する方向で検討しているが、実際に作業を行っているかどうかは明らかにしていない。

 ちなみに、そうした機能として候補に挙がっているものの1つに「Speed Dial」がある。これは、新しいタブを開くと、ユーザーが選んだサイトや最近アクセスしたサイトをサムネールの形で表示するというもので、Chromeのほか「Opera」にも同様の機能が搭載されている。

 このSpeed Dialについて、Mozillaでは開発の優先順位を上げる気はなさそうだ。同社のメモには、「精査とテストを経た確実なパッチも盛り込みたいと考えているが、そのためにBeta 2のリリースを遅らせることはしない」と書かれている。

 前述のとおり、Firefox 3.1 Beta 1のリリースは来週の予定だ。一方、Beta 2のほうは11月4日に開発作業を終え、その後数週間以内にリリースされることになっている。また、正式版のリリース時期は明らかにされていないが、2008年末から2009年初頭という見方が一般的になっている。

(Gregg Keizer/Computerworld米国版)




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