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セキュリティ・マネジメント
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【連載】
プロアクティブ・セキュリティ──見えない敵に先手を打つ
第12回 暗号技術[前編]
(2005年10月31日)
ネットワークを介してデータをやり取りする際、暗号技術を利用してデータを変換することで、データの盗聴や改竄を防ぐことが可能になる。暗号はデータの機密性を保持するための手段として古くから利用されており、その種類は多岐にわたる。今回は、暗号の歴史、種類について解説する。
福原英之
ネットワンシステムズ
暗号の歴史と分類
暗号にはさまざまな解釈があるため、まずは、その定義を明らかにしておきたい。本稿では、次のように暗号を定義する。
暗号:情報を、送り手と受け手以外の第三者にとって意味不明な形に変換する技術
つまり、暗号とは、情報を、当事者(送り手と受け手)にとってだけ意味のあるものとして認識できるようにする一方で、当事者以外(第三者)にはその意味がわからないようにする技術と言える。なお、暗号技術の解説を行う際にはいくつかの専門用語を用いるので、それらについても表1に定義しておく。
それでは、暗号技術に関する用語が整理できたところで、歴史に沿って、暗号を分類してみよう。
| 表1:暗号技術に関する用語の定義 |
COLUMN 1 暗号化と符号化の違い
暗号化と符号化は、技術的に似ていることから混同されることがあるようなので、その違いについて説明しておこう。
端的に言えば、暗号化と符号化は、元の情報を一見理解困難な状態に変換する処理であるという点では似ているが、その目的が異なる。暗号化は内容を秘密にするための処理であるが、符号化は圧縮によるデータ容量の削減や通信時のエラー訂正など内容を秘密にすること以外を目的としている。例えば、電子メールに画像データなどを添付する際は、MIMEによって電子メールで交換可能な文字コードへの変換が行われるが、これは符号化である。
こうした、第三者が変換後の情報を元の情報(平文)に逆変換が可能か否かということが、暗号化と符号化の相違点であると説明することができる。別の言い方をすれば、暗号化は広義の符号化であり、第三者による逆変換が不能な符号化であるとも言える。























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