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[米国]
ヴイエムウェアが仮想サーバの管理ソフト2種を発表、障害復旧/アプリ導入を支援
管理ソフト群のパッケージ製品もリリース
(2008年05月13日)
米国VMwareは5月12日、仮想環境のディザスタ・リカバリと、仮想サーバへのアプリケーション導入を支援するソフトウェアを発表した。こうした管理ソフトウェアを1つにまとめたパッケージ製品も併せてリリースする。
今回発表された新製品は、仮想環境での障害復旧作業を簡素化する「VMware Site Recovery Manager」と、仮想サーバ上でのアプリケーションの導入およびアップデートをサポートする「同Stage Manager」の2つ。前者は今後30日以内にリリース、後者はすでにリリース済みである。
VMwareのマーケティング担当シニア・ディレクター、メリンダ・ウィルケン(Melinda Wilken)氏によると、仮想サーバ障害時のフェールオーバ処理ではハードウェアとデータの同期化に苦労することが多いという。通常はプライマリ・サーバで行った変更をセカンダリ・サーバにも反映させなければならず、その際にかなりの手作業が必要になるからだ。
「不確定な要素が多いため、障害復旧計画やプロセスの大半は目的を達成できていない」とWilken氏は指摘する。
障害復旧時に必要となる作業を支援するのがSite Recovery Managerだ。同ソフトウェアには、「VMware VirtualCenter」での障害復旧計画の作成/アップデートや文書化を可能にする障害復旧計画の統合管理機能、隔離されたテスト環境で自動テストを行う機能、実際に障害が発生したときにフェールオーバと復旧を自動実行する機能などが搭載されている。
これに対しStage Managerのほうは、仮想サーバのスプロールに対処できるツールとして位置づけられている。仮想サーバ・スプロールとは、社内の仮想サーバがさまざまな場所に拡散してしまい、きちんと管理できなくなる状態を指す。
仮想サーバ上に新規アプリケーションを導入したり、アプリケーションをアップデートしたりする場合は、「シャドー・インスタンス」を作成するのが一般的だ。本番環境内のサーバを直接変更することを避けるためである。シャドー・インスタンスを作成し、新しいアプリケーションやパッチ、アプリケーションのアップデート版をテストしてから、本番環境の旧アプリケーションとの間で同期化を行うわけだ。
こうしたアプリケーションの導入やアップデートをサポートするのがStage Managerである。Wilken氏は、「Stage Managerを使えば、導入やアップデートのプロセスを自動化することができ、各段階で複数のインスタンスを追跡管理せずに済む」と説明する。
また、こうした作業を自動化すれば、エラーが生じる可能性も小さくなる。Stage Managerにより、本番環境の正確な複製を使ってアプリケーションをアップデートし、準備が整った時点で実際の本番環境に転送できると、Wilken氏は強調する。
これら2つの新製品は、同時に発表されたパッケージ製品の「VMware Management and Automation Bundle」に含まれる。また、「VMware IT Service Delivery Bundle」というパッケージ製品も併せて発表されたが、こちらにはSite Recovery Managerが含まれていない。言いかえれば、IT Service Delivery BundleとSite Recovery Managerを組み合わせたものがManagement and Automation Bundleとなる。
IT Service Delivery Bundleは、Stage Managerのほかに、既存製品の「VMware Lifecycle Manager」と「同Lab Manager」から構成される。
Lifecycle Managerは、仮想マシンのリクエストから承認、導入、アップデート、削除までをカバーするライフサイクル管理製品で、今年3月31日にリリースされた。一方、Lab Managerのほうは、IT部門の管理下でユーザーが仮想マシンにすばやくアクセスできるようにするためのツールであり、2006年12月に出荷されている。
Management and Automation Bundleの価格は2CPU当たり4,000ドル、IT Service Delivery Bundleは同3,000ドルとなっており、Site Recovery Managerを含まない分だけ後者のほうが価格が安い。なお、これらのパッケージに含まれる製品は、いずれも単体で購入することができる。
(Jon Brodkin/Network World米国版)
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