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[米国]
レッドハットとノベル、企業向けLinuxのアップデート版をそれぞれ発表
いずれも次期メジャー・リリースまでの「つなぎ的」製品として各種機能を拡充
(2008年05月22日)
米国Red Hatと米国NovellのSUSE部門は5月21日、企業向けLinuxディストリビューションのアップデート版をそれぞれ発表した。いずれも次期メジャー・リリースまでの“つなぎ”となる製品であり、新機能や新たなハードウェアのサポートが追加されている。
Red Hatが発表した「Red Hat Enterprise Linux 5.2(RHEL 5.2)」は、仮想化機能が強化されたほか、ユーザー・デスクトップ機能や暗号化機能、セキュリティ機能などが改善されている。
同社RHEL担当製品マネジャー、ダニエル・リーク(Daniel Riek)氏によると、RHEL 5.2は、メジャー・アップグレード版である「Red Hat Enterprise Linux 5」が昨年3月にリリースされてから15カ月ぶりに投入されるアップデート製品で、1台のシステムで最大64CPUと最大512GBのメモリをサポートし、大規模な仮想化サーバの運用にも対応可能だという。また、仮想化機能の面では、NUMA(Non-Uniform Memory Access)ベースのアーキテクチャの採用によりパフォーマンスの改善が図られ、消費電力の節減をサポートする機能が追加された。
さらに、ノートPC使用時にサスペンドやハイバーネーション、リジュームなどの機能が利用可能になったほか、アップデートされたグラフィックス・ドライバや、「OpenOffice 2.3」「Firefox 3」を含む最新のオープンソース・デスクトップ・アプリケーションなどが同梱される。
一方、競合のNovellもこの日、同社の企業向けLinuxディストリビューション「SUSE Linux Enterprise 10」の機能拡張パック「Service Pack 2(SP2)」をリリースした。SP2では、SUSE Linuxのアップデートを集中管理し、各種セキュリティ・ポリシーやコンプライアンスの要件もサポートするサブスクリプション管理ツールが提供される。同ツールを利用することで、SP 2が稼働するすべてのデスクトップPCやサーバ、POSシステムで同時にアップデートを行えるようになり、個々のシステムに個別に対応する必要がなくなるという。
またSP 2には、完全に仮想化されたWindows Server 2008とWindows Server 2003のサポートや、物理マシン上でWindows Serverのゲストを稼働したまま移行させる機能も盛り込まれている。さらに付属の統合管理ツール「YaST」がアップデートされたほか、ファーストブート機能や新しいデバイスのためのネットワーク・モジュール・サポートなどの機能拡張も図られた。
ネットワーク管理の分野では、IPv6(Internet Protocol Version 6)のサポートが加わった。また、ローカルのNTFSなど標準ファイルシステムをサポートし、WindowsやMicrosoft Officeとの相互運用性を実現するなど、デスクトップ機能の強化が図られたほか、MicrosoftのActive Directoryとの統合強化や「OpenOffice.org 2.4 Novell Edition」へのアップグレードなどにも対応している。
(Todd R. Weiss/Computerworld米国版)
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