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【解説】
サーバ仮想化導入ステップガイド[計画編]
VMwareの導入から配備までを「ハンズオン」
(2008年07月15日)
Step 2
試用版で事前検証を行う
Brown氏は、サーバ仮想化がディザスタ・リカバリとサーバ利用率の向上にいかに役立つかをよく理解していた。CEOからもゴー・サインが出ている。
ただ、Brown氏は、IT部門に仮想化の経験がほとんどないことに不安を抱いていた。一番詳しいのはBeyer氏だったが、それとて仮想化環境を少しばかり管理した程度の経験しかなく、新たな仮想化アーキテクチャを一から設計したことがあるわけではない。
スタッフから出ていた反対意見も悩みの1つだった。サーバ管理者のエド・ブラム(Ed Blum)氏とメアリー・エドガートン(Mary Edgerton)氏は、VMware Serverと「Microsoft Virtual Server」を以前使っていたが、パフォーマンスに関して不満を抱いていた。データベース管理マネジャーのポール・マルコス(Paul Marcos)氏も、仮想ディスクのI/Oはトラブルが多発するとの記事を読んだことがあるとして、仮想化プラットフォーム上にデータベース・サーバを配備することに二の足を踏んでいた。
Brown氏とRichter氏は、1カ月以内にベンダーからプロポーザルをもらう予定だとTersitan氏へすでに伝えていたため、いくつか不安材料はあるものの、プロジェクトを進めていくことにした。両氏はまず、他社がどのようにシステムを構築したかを知るために、できるだけ多くの資料に目を通した。Brown氏は、Beyer氏に「VMware ESX Server」の試用版を用いて、テスト環境を構築するよう指示した(画面2)。IT情報を扱うブログで、サーバ仮想化ソフトとしてESX Serverの評判が高かったからだ。
| 画面2:「VMware ESX Server」は、サーバ仮想化ソフトとして最も普及している製品で、市場での信頼性も高い |
数日後、Beyer氏はESX Serverを導入し、テスト用の仮想化環境で仮想マシンを走らせてみた。その結果、仮想化プラットフォームと通常のサーバとでは、ハードウェア要件が異なることがわかった。テスト用サーバに搭載されていた4GBの物理メモリでは、4台以上の仮想サーバを同時に動かすことはできず、また、オンボードの2つのネットワーク・インタフェースだけでは、ネットワークの帯域幅が狭すぎて、仮想サーバを増やせなかった。
こうした制約はあったものの、彼らが配備したテスト用の仮想マシンは安定しており、Brown氏のチームが予想していたよりも、ずっと高いパフォーマンスを発揮した。それまで懐疑的だったMarcos氏でさえ、ディスクのスループットに目を丸くしたほどだ。Marcos氏は、基幹系データベース・サーバへの仮想マシンの使用についてはまだ自信を持てなかったものの、ワークグループ・アプリケーションの多くは仮想化の候補になりうると断言した。
事前検証を終えたRichter氏とBrown氏は、2週間もあればTersitan氏に具体的なプランを提出できると、自信を深めた。
VMwareの導入から配備までを「ハンズオン」































