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【Citrix iForum 07】
アプリ/データセンター/デスクトップの「3レイヤ仮想化」を展開するシトリックス
ゼンソースの買収はアプリケーション・デリバリ・インフラを確立するうえでの“必然の選択”
(2007年11月20日)
2007年10月22日〜25日(米国時間)の4日間、米国ネバダ州ラスベガスで、米国シトリックス・システムズの年次ユーザー・コンファレンス「Citrix iForum 07」が開催された。シン・クライアント専業からアプリケーション・デリバリ・インフラの総合ベンダーへと事業戦略をシフトした同社は今後、買収で得たゼンソースの仮想化技術/製品を軸に、対象エリアのさらなる拡大を図ろうとしている。今年のiForumでは、現在、IT業界で最もホットなテクノロジーの1つである仮想化に対する同社の取り組みの詳細が語られた。
河原 潤
本誌編集長
アプリケーション・デリバリ・インフラを補強する仮想化技術
| 写真1:「これからもっとダイナミックな10年が始まる」と、気勢を上げるCEOのマーク・テンプルトン氏 |
今年のiForumの会場となったのは、ラスベガス市街にそびえ立つマンダレイ・ベイ・ホテルである。カジノやショーを楽しみにきた宿泊客でにぎわうリゾート・ホテルの空間に突如掲げられた「The App Delivery Expo」のバナー。シトリックスがこの1年の成果をユーザーに披露し、アプリケーション・デリバリの今後を示すコンピュータ・ショーの開幕である。
10月23日午前、同社社長兼CEO(最高経営責任者)のマーク・テンプルトン氏(写真1)が基調講演に登壇し、約2時間にわたって熱弁をふるった。
その前日、シトリックスはサーバ仮想化ソフトウェア・ベンダーの米国ゼンソースの買収完了と、それに伴う新製品「Citrix XenServer」「XenDesktop」の投入という重要な発表を行っている。テンプルトン氏の基調講演は、前日の発表内容が、シトリックスの事業戦略においてどのような位置づけに置かれているのかを、ユーザーやパートナーにCEOがみずから説明するステージとなった。
冒頭、テンプルトン氏は、「これまでの10年、当社では実にさまざまな“発明”がなされてきた。そのおかげで、すばらしい会社に成長することができた。ここに感謝したい」と語り、MetaFrame、MultiWin、ICA(Independent Computing Architecture)など、同社成長の原動力となったいくつかのマイルストーン技術を振り返った。そして、会場を埋めたユーザーやパートナーに向かってこう語った。
「さあ、これからもっとダイナミックな10年が始まる。ゼンソースのすぐれた仮想化技術/製品を得たことで、シトリックスはアプリケーション、サーバ、デスクトップの各領域における仮想化技術の進展において、今後、中心的な役割を果たしていく」
テンプルトン氏は、同社が数年来掲げてきたアプリケーション・デリバリ・インフラストラクチャの重要性をこのステージでも訴えた。同氏は、個々の従業員、事業部門、開発部門などすべてにかかわるアプリケーションのデリバリにまつわる諸課題をクリアしていくことがシトリックスの使命であるとし、次のように述べた。
「アプリケーション・デリバリ・インフラへの取り組みはシンプルだ。データセンターにある強力なアプリケーション。それを配信するネットワークのパイプを太くして、すべてのエンドポイントにきちんとつなげられるようにする。これらのことをセキュリティや可用性などを含めて横断的にとらえ、すぐれたスタックを提供する。それが当社のソリューションである」


























