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【FastSearch & Transfer FASTforward'08】
「検索でユーザーに革命を起こす」マイクロソフトが惚れ込んだファストの人材、技術、ビジョンとは
ファストのCEO、「マイクロソフトによる買収は、すぐれた検索を広範に提供できるチャンスだ」とシナジー効果を強調
(2008年03月25日)
Wall Street Journalが目指す情報入手/提供の理想形
| 写真4:Dow Jonesでエンタープライズ・メディア・グループ・エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるClare Hart氏は、Wall Street Journalサイトの将来像を、事例を交えながら展望した |
また、コンファレンス2日目には、Fastの顧客企業である米国Dow Jones(Wall Street Journalなどを発行)が、自社の導入事例を紹介しながら基調講演を行った。
米国Dow Jonesでエンタープライズ・メディア・グループ・エグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるクレア・ハート(Clare Hart)氏(写真4)は、「Wall Street Journalのような経済情報は、国を問わず必要とされている。日々刻々と変化するニュースを、必要としている読者へいかに的確に届けるか。われわれは、この課題に取り組み続けている」と述べ、その取り組みに現在、必要不可欠なのがエンタープライズ検索であるとした。
Hart氏が考える「The User Revolution」とは、ユーザーがWall Street JournalなどのWebサイトにアクセスしたその時点で、そのユーザーに必要な情報が、あたかもWall Street Journalサイトのトップ・ページのように“完成した形”で提供されることだという。
「ユーザーが検索ボックスにキーワードを入力することなく、必要としている情報を得られること。一方、情報を提供する側は、ユーザーのニーズをくみとり、同じ事象に対する記事でも、ユーザーごとに違う記事を提供できること。これが、われわれの目指す姿である」(Hart氏)
MicrosoftがFast買収の“真意”と今後の展望を説明
もう1つ、今回のコンファレンスで注目されたのは、Fastの今後である。米国Microsoftは今年1月8日、Fastを12億ドルで買収すると発表している。Fastの取締役会はこの買収提案に全会一致で賛成しており、買収手続きは2008年第2四半期中に完了する見通しとなっている。
Microsoftによる買収についてLervik氏は、「買収はわれわれの株主にとっても有益であり、公正なものだと考えている。Microsoftは多数の顧客を抱えており、その顧客に対してFastのすぐれた検索技術を提供できることは、われわれにとってもメリットがある」と説明した。
| 写真5:Microsoftエンタープライズ検索グループ製品マネジャーのJared Spataro氏は、来場者に向かってFast買収の“真意”を説明した |
コンファレンス2日目にステージに上がった米国Microsoftのエンタープライズ検索グループ製品マネジャーのジャレド・スパータロ(Jared Spataro)氏(写真5)は、来場者に向かって、Fastの買収が意味するところと、今後の製品展開について説明した。
Spataro氏によると、MicrosoftがFastに買収の提案を行った最大の理由は、「Microsoftのエンタープライズ検索戦略の変更」だという。Microsoftは、エンタープライズ検索機能を提供する製品として「SharePoint Server」と「Search Server 2008」を販売している。Spataro氏は、「これら2製品は、ミドルレンジとローエンドという位置づけだった。もともとMicrosoftは、エンタープライズ検索を、インフラ・ソリューションという形で提供していたが、多くの顧客が求めるエンタープライズ検索とは乖離があったようだ」と語り、そうした顧客のニーズを満たすために戦略の見直しを迫られていたことを明かした。
Spataro氏は、Microsoftがエンタープライズ検索を提供する“最善の方法”としてFastを買収したのは、「すぐれた検索技術と、それを多くのユーザーに利用してほしいと願うFast社員の情熱、そして検索によって“User Revolution”を起こしたいとする崇高なビジョンを持っている企業だと確信したため」だという(写真6)。
| 写真6:Spataro氏が示したFast買収後のMicrosoftのエンタープライズ検索の展望。同氏は、「Fastのすぐれた技術とMicrosoftのマーケティング/販売力が1つになることで、すべてのユーザーにすぐれた検索技術を提供できる」と強調した |
そして、買収後のMicrosoftのエンタープライズ検索製品のポートフォリオは、ハイエンド向けが「Fast ESP」、ミッドレンジ向けがSharePoint Server、ローエンド向けがSearch Server 2008となる。ただし、Fastの検索技術は、SharePoint ServerおよびSearch Server 2008の両製品にも「活用される」という。
「Fast ESPがMicrosoftの製品ラインアップに組み込まれることで、顧客はハイエンドからローエンドまで、自社の規模に合ったエンタープライズ検索を選択できる」(Spataro氏)


























