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[国内]
Facebook日本語版が登場――来日したCEO「リアルな人間関係で情報共有の輪を広げてほしい」

GoogleとのSNS連携については「話し合って妥協点を見つけたい」

(2008年05月19日)

米国FacebookのCEO、Mark Zuckerberg氏はハーバード大学在学中にFacebookを開設した。先週24歳になったばかり

 米国Facebookは5月19日、同社のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)「Facebook」日本語版の提供を同日より開始した。来日した同社CEOのマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)氏は、日本市場での戦略を語るとともに、「Facebookの最大の特徴は、ユーザーが実名で利用し、リアルな人間関係の信頼の下で情報を共有していることだ」として、他のSNSとの違いを強調した。

 Facebookは、2004年に当時大学生だったZuckerberg氏が、大学生を対象に開設したSNSである。現在はだれでも参加が可能で、世界中に7,000万人のユーザーを擁し、SNS最大手の米国MySpaceに次いで世界第2位の人気を誇る。未上場企業のため企業業績は明らかにされていないが、2007会計年度の売上高は1億5,000万ドルに達したと見られている(関連記事)。

 Zuckerberg氏によると、2006年末の時点では米国ユーザーが93%を占めていたが、2008年5月の時点では、米国以外のユーザーが66%を占めるまでになったという。現在、英語以外では、スペイン語、ドイツ語、オランダ語、フランス語、イタリア語、ポーランド語、ノルウェー語でのサービスが提供されている。なお、Facebookのローカライズは、その言語ユーザーがボランティアで行っている。日本語版の提供でも、430人のユーザーが、約3週間かけて日本語化を行ったという。

 Facebookは、自分の情報を公開するプロフィール機能や、特定の条件で友人を検索できる機能、インスタント・メッセージング(IM)機能、写真/動画の共有機能などを備える。また、開発プラットフォームが公開されており、Facebook上で利用できるアプリケーションが約2万種類あることも大きな特徴だ。Zuckerberg氏によると、約30万人の開発者が、Facebook用のアプリケーション開発に携わっているという。

Facebook日本語版の画面。「Account」から「Language」タブをクリックし、「日本語」を選択することでUIが日本語になる

 Zuckerberg氏がFacebookの“強み”として強調するのは、「ユーザーが実名で利用することによる情報の信頼性」である。

 「われわれはユーザーが個人情報を安心して公開できる環境を提供している。また、個人の情報をどの相手にどこまで公開するのかは、ユーザー自身の決定に委ねられている。例えば、『特定のアルバムを友達には公開しても親には見せない』といった使い方も可能だ。匿名ユーザーが多いSNSとは、(そこに公開されている)情報の信憑性が違う」(Zuckerberg氏)

 ただし、Facebookには課題も多い。同社は5月16日、個人データの再配布に問題があるとして、Googleが提供する「Google Friend Connect」からのアクセスを遮断した(関連記事)。両社はソーシャル・ネットワーク上でのUGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)の共有を簡略化するイニシアチブ「DataPortability Workgroup」に参加しており、SNSのプロファイルをほかのサイトでも再使用できるようにすることを目的に、「Google Friend Connect」「Facebook Connect」といったサービスを提供している。

 これについてZuckerberg氏は、「Google Friend Connectは、ユーザーがアクセスすると、そのユーザーの許可なく(ユーザーの)個人情報をGoogle側のアプリケーションで共有する仕組みだ。これはわれわれの『個人情報は個人が管理する』というポリシーに反する。この件については事前にGoogleからの相談がなかったため、アクセス遮断に踏み切った。今後はGoogleと話し合ったうえで、妥協点を見つけたい」と語り、妥協案を模索する考えを示した。

(鈴木恭子/Computerworld)




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