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[米国] 【comScore調査】
2008年4月の検索市場、グーグルが唯一シェアを拡大

他の検索大手は軒並みシェアを落とす

(2008年05月23日)

 米国の調査会社comScoreは5月22日、今年4月の米国検索市場の動向を発表した。それによると、4月におけるGoogleのシェアは前月の59.8%から61.6%へと上昇した。また、4月の検索件数全体は前月比2%減の105.8億件にとどまったが、Googleは検索件数を前月の64.4億件から65.1億件へと1%伸ばし、シェア拡大を果たした。

 検索市場を独走するGoogleに対し、他の検索大手4社(Yahoo!、Microsoft、AOL、Ask Network)はいずれも、前月比で市場シェア、検索件数を落とした。米国のインターネット広告業界団体Interactive Advertising Bureau(IAB)が発表した最新のリポートによると、検索広告は米国のオンライン広告市場全体の約41%を占めており、これらの企業が置かれている状況は芳しくない。
 

米国検索市場シェア
ベンダー名2008年4月(%)2008年3月(%)増減(ポイント)
Google61.659.8+1.8
Yahoo!20.421.3-0.9
Microsoft9.19.4-0.3
AOL4.64.8-0.2
Ask Network4.34.7-0.4
資料:米国comScore

 
 comScoreの調査では、2位のYahoo!のシェアは20.4%に低下し、検索件数は6%減少した。Microsoftも9.1%にシェアを落とし、検索件数も5%減となった。そのほか、AOLのシェアは4.6%で検索件数は6%減、Ask Network(Ask.com)のシェアは4.3%で検索件数は9%減となった。

 Microsoftが先ごろ撤回したYahoo!に対する買収提案は、検索市場での地位強化が最大の動機であったが、Microsoftは現在も検索事業の部分的買収をYahooに提案していると報じられており(関連記事)、Yahoo!はGoogleとの交渉を本格化させている。Yahoo!が検索広告事業全体の売却に応じるか、あるいはこの事業の一部をMicrosoftやGoogleにアウトソーシングするかは不明だ。

 いずれにしても、comScoreの4月の数字から見て、MicrosoftとYahoo!がGoogleの独走に歯止めをかけられずにいること、そしてGoogleがこれまでどおり、検索市場での優位を生かして増収増益の継続をねらえる位置にいることは明らかだ。

 米国Citigroupのアナリスト、マーク・マハニー(Mark Mahaney)氏は、comScoreの調査に関するリポートの中で、「Googleのシェア拡大が続くなか、Yahoo!とMicrosoftの取り引きは、Googleと競争するうえで十分ではないにしろ、必要ではある」との考えを示している。

(Juan Carlos Perez/IDG News Service マイアミ支局)




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