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[米国]
【Tech・Ed 2008】
ゲイツ氏、開発者に別れを告げる――TechEdで最後のスピーチ
「Microsoftの成功は、開発者の皆さんのおかげ」
(2008年06月04日)
SOAの適用範囲拡大に向けて
「Oslo」プロジェクトを推進
アプリケーション開発に関してGates氏は、SOA(サービス指向アーキテクチャ)の開発を容易にすることを目指したMicrosoftのアプリケーション開発プラン「Project Oslo」の一環として、将来的にアプリケーションのモデル化に進む方向性を明らかにした。SOAにより、企業のネットワークを動かしている基盤ソフトウェアを、標準的なネットワークとアプリケーション・インタフェースを使ってファイアウォール外のソフトウェアとやり取りさせることで、コンポジット・アプリケーションを開発できるようになる。
Gates氏の話では、OsloはMicrosoftの各種ソフトウェア製品に含まれているアプリケーションをビジュアルにモデル化するための共通アーキテクチャを追加するものであり、詳細は今年10月に予定されている開発者向けコンファレンス「Professional Developers Conference(PDC)2008」で発表するとのことだ。
「System Center内のソフトウェア管理やSQL Server内のデータ・デザインなど、個々のドメインで登場しつつあるモデルを、1つのモデル・ドリブンなスペースに集約していく。何十年も前から人々が思い描いてきた(集中型のアプリケーション)リポジトリを実現するということだ」とGates氏。
ホステッド・サービス分野での巻き返しを誓う
一方、サービスに関して同氏は、ホステッド・サービスに向けて業界最大のデータセンターを提供すべく、GoogleやAmazon.comなどと競争していく意向であることを明言した。Microsoftはホステッド・サービスのビジネス・モデルで後れを取っていたが、ライバル他社の動向を考え、もっとペースを早めないと新たなWebベースのビジネス・モデルで完全に取り残されると判断したようだ。
「サーバ・レベルでのビジネスをすべて掘り起こし、それに対応するサービスを提供していく。今まで考えたこともない規模のデータセンター、つまりMicrosoftをはじめとする数社しか持ちえない巨大なデータセンターを構築したい」とGates氏は抱負を語った。
同氏は、Microsoftの資産であるとともに、長年頭痛の種でもあったWebブラウザ「Internet Explorer(IE)」についても触れた。IEは、同社がWebブラウザの分野で独占的な地位を得る原動力となった反面、米国で幾度となく独禁法訴訟を起こされ、今日に至るまで深い傷跡を残してきた。また、この数年はオープンソース・ブラウザ「Mozilla Firefox」に押され気味であることから、Microsoftはより革新的なブラウザにすべく開発ピッチを上げざるをえなかった。Gates氏によると、IEの最新版となるIE 8のベータ2は、今年8月に発表されるという。
同氏はさらに、以前から実現を目指してきたヒューマン・インタフェース・テクノロジーについても話した。先週、MicrosoftはWindowsの次期バージョン「Windows 7」にタッチ・スクリーンを搭載する計画を明らかにしていたが、今回のスピーチでそれが事実であることが確認された。
| Gates氏によると、Osloの詳細は今年10月開催の開発者向けコンファレンス「PDC 2008」で明らかにされる予定という |
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