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[米国]
オープンソースへと移行するSecond Life──開発元が一部のソースコードを公開

(2007年01月10日)

Second Lifeへの登録料は無料。日本語サービスもまもなく公開される予定だ

 3次元仮想オンライン・コミュニティの「Second Life」を開発/提供する米国リンデン ラボは8日、Second Lifeを閲覧する際に利用するエンドユーザー向けビューワ・アプリケーションのソースコードを公開したと発表した。同社では、ソースコードの公開により、多くの斬新なアイデアが集まることを期待している。

 Second Lifeとは、インターネット上の3次元仮想コミュニティの中で、ユーザーが「アバター」と呼ばれる分身を利用し、他のアバターとチャットをしたり、土地を所有したりして仮想の“生活”を構築できる空間である。リンデン ラボによると、Second Lifeのユーザーは100カ国以上、248万人に及ぶという。

 Second Lifeへの登録は無料となっている。ただし、土地を購入したり、独創的なアバターを作成したりする場合には、Second Life内で流通する架空貨幣の「リンデンドル」を購入する必要がある。

 Second Life用ビューワのソースコードは、オープンソース・ソフトウェアの代表的なライセンス・モデルである「GPL(GNU General Public License) Version 2.0」の下で公開された。開発者は、ビューワのコードに変更や改良を加え、変更をプロジェクトに寄贈できる。

 リンデン ラボの創設者でCEO(最高経営責任者)を務めるフィリップ・ローズデール氏は、「Second Lifeが急速に発展したのは、仮想世界でありながら、コンテンツ・クリエーターが創出した知的財産の権利を認めたことが背景にある。われわれはSecond Lifeを可能なかぎり迅速に改良/発展させる責務がある。今回、ビューワの開発もユーザーや開発者の手にゆだねることで、斬新なアイデアが具現化されることを期待している」とコメントした。

 また、同社のCTO(最高技術責任者)であるコリー・オンドレイカ氏は、Second Lifeが将来的に完全なオープンソース・プロジェクトとなり、オープンソース・コミュニティとより親密な関係を築くことを期待している。

 「以前から、Second Lifeは完全なオープンソース・プロジェクトであるべきだと主張してきた。その姿勢は今も変わっていない。われわれはオープンソースへの対応方法について学んできた。今後は、オープンソース・コミュニティ側がSecond Lifeの仕組みを理解することで、相互に発展できる関係が構築できるだろう」(オンドレイカ氏)

 ビューワのソースコードはSecond LifeのWebサイトから入手できる。同社によると、当初はバグフィクスやハードウェア互換性の改善、UI(ユーザー・インタフェース)の変更などが施される見込みだという。

(トッド R.ワイス/Computerworld オンライン米国版)




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