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[米国]
ヤフー、Q&A検索サービスにソーシャル・ネットワーキング機能を追加

独自スタイルのSNSを提供へ

(2007年03月09日)

 米国ヤフーは3月8日、同社のQ&A検索サイト「Yahoo! Answers」で、ソーシャル・ネットワーキング機能を追加した「Yahoo Answers Network」(ベータ版)の提供を開始した。Yahoo! Answers担当のエリザベス・ダグラス氏が、自身のブログで明らかにした。

Yahoo! Answers Network(ベータ版)のWebサイト

Yahoo! Answersは、Yahoo!の登録ユーザーが質問や回答を自由に書き込めるインタラクティブなサービスで、現時点で約9,000万人のユーザーが登録している。

 Yahoo! Answers Networkは、Yahoo! Answersを利用している登録ユーザーどうしが、お互いを自分の専用ページに登録し合い、パーソナルなネットワークを構築する機能である。ダグラス氏はブログの中で、「ユーザーが個人レベルでナレッジ・ネットワークを構築するための機能」と評している。

 Yahoo! Answers Networkを利用するのは簡単だ。ヤフーが提供する専用ページで、登録したいユーザーを「コンタクト・リスト」に加えるだけでよい。

 例えば、自分の質問に対していつも的確な答えを書き込むユーザーを自分のコンタクト・リストに登録しておけば、そのユーザーがほかにどんな質問に回答しているのかを表示したり、過去に回答した内容を簡単に検索したりすることが可能だ。複数のユーザーをコンタクト・リストに登録できるので、「自分を核としたナレッジ・ネットワーク」を構築できるというわけだ。

 市場調査会社の米国ヒットワイズが昨年12月に発表した調査結果によると、Q&A形式検索サービスのビジター数のシェアは、Yahoo! Answersが96%を占めて第1位だった。2位以下は、アンサー・バッグの「Answerbag」(2.04%)、マイクロソフトの「Windows Live Q&A」(1.02%)となっており、事実上ヤフーの独占状態にある。最大のライバルであるグーグルの「Google Answers」は軌道に乗らず、昨年11月に廃止されているのだ。

 実はヤフーも、2005年3月にSNSの「Yahoo! 360」を開始している。しかし、同社が期待したほど普及せず、現在でもベータ版のままだ。昨年11月にサンフランシスコで開催されたWeb 2.0サミットで、ヤフーの製品戦略担当バイスプレジデントであるブラッドリー・ホロビッツ氏はYahoo! 360の改善を示唆したが、今のところ大きな変更は見られない。

 そのような状況の中で、ヤフーでは圧倒的なユーザー数を持つYahoo! Answersにソーシャル・ネットワーキングの機能を追加することで、「My Space.com」や「Frendster」、「Facebook」といったSNSとは一線を画するサービスを提供したいと考えているようだ。

 一部の専門家も、独自のSNSサービスを運営するよりも、既存のサービスにソーシャル・ネットワーキング機能を搭載したほうが、充実したサービスを提供できると指摘している。

(ホアン・カルロス・ペレス/IDG News Service マイアミ支局)




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