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SOA

[米国]
IBM、企業向けマッシュアップ・ツールセットのプレビュー版をリリース

DBデータやフィード、Webデータなどを容易に統合

(2007年10月10日)

 米国IBMは10月9日、企業向けマッシュアップ・ツールセット「IBM Mashup Starter Kit」のプレビュー版をリリースした。ITに精通していないユーザーでも、分散したソースからデータや情報をマッシュアップして、新しいアプリケーションを構築できるという。

 このツールセットには、RSSなど各種フィードを保存するための「Mashup Hub Server」と、複数のデータ・ソースをリンクさせ、データのシングル・ビューを作成するためのインタフェース「QEDWiki」の新版が含まれており、プレビュー版はIBMのAlphaWorksサイトからダウンロードできる。

「IBM Mashup Starter Kit」は構造化データ、フィード、Webデータなどを統合できる

 IBMによると、同スターター・キットを使えば、データベースの情報や部門別データ、個人情報、Webのデータ(気象情報や地図など)を組み合わせて、特定のビジネス・ニーズに応じてカスタム・アプリケーションを迅速に構築できる。キットの一般向けリリースは2008年上半期に予定されている。

 IBMの情報管理部門担当バイスプレジデント兼CTO(最高技術責任者)のアナント・ジンラン氏によると、Mashup Hub Serverでは、ユーザーはATOM、XML、RSSなどの各種フィードを必要に応じて、さまざまに組み合わせて利用できる。

 「Mashup Hubで生成される情報はQEDWikiにウィジェットとして表示され、QEDWikiで取り出したり、アセンブルしたりできる。各種のデータにアクセスし、それらを自在に組み合わせ、独自のデータ・ビューを作成できる」(同氏)

 IBMによると、同社は現在、大手電話会社と提携し、エンタープライズ・システム内の注文情報とGoogle Mapsとを組み合わせて、オペレーションのビジュアル・プレゼンテーションを提供するプロジェクトに取り組んでいるという。

 IBMはまた、ハイウェイ建設のプランナーにも役立つと説明している。気象情報のフィードをエンジニアリングや見積もりソフトウェアのデータと連携させれば、より正確にプロジェクトの入札を行えるからだ。

 医薬品大手の第一三共の研究開発部門でIT推進グループ・リーダーを務める原木晋(はらき すすむ)氏によると、同社ではIBMのMashup Starter KitとジャストシステムのXMLアプリケーションを組み合わせて、社内の主要な意思決定者が貴重なデータに簡単かつ迅速にアクセスし、個々のビジネス・ニーズを満たせるようにしたい考えという。

(ヘザー・ヘイブンステイン/Computerworld オンライン米国版)




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