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[カナダ]
ノーテルとIBM、ユニファイド・コミュニケーション戦略で提携
SOAベースのフレームワークで対応アプリを提供
(2007年11月16日)
カナダのノーテル・ネットワークスは11月14日、ユニファイド・コミュニケーションを実現するアプリケーションとビジネス・プロセスの開発フレームワークをIBMと提携して策定していくことを明らかにした。
「Nortel's Communication Enablement」戦略と銘打った同フレームワークは、サービス指向アーキテクチャ(SOA)をベースとしたものである。顧客は同フレームワークのツール・キットを利用して、既存のビジネス・アプリケーションにユニファイド・コミュニケーション機能を統合できるほか、在席情報(プレゼンス)、場所情報(ロケーション)、ビデオ会議などの機能を備えたWebサービス・アプリケーションをノーテルから直接入手することもできる。
なお同フレームワークは、ノーテルがOEM契約で再販を予定している「IBM WebSphere Application Server」上にも構築される。ノーテルは、Communication Enablementは企業と通信キャリアをターゲットとしており、同フレームワークをベースとするSOAアプリケーションと環境をサポートするために総合的なサービスを提供していく予定だとしている。
またノーテルは、いくつかの既存製品をWebサービス化して提供することも明らかにした。
ノーテルは先ごろ、同社のSIP(Session Initiated Protocol)ベースのコミュニケーション・サーバ「Application Server 5200」と「Communication Server 2000 IP Multimedia Softswitch」に、Webサービス対応機能を追加している。これにより、サービス・プロバイダーは顧客企業に対し、インスタント・メッセージング(IM)やビデオ会議、在席情報などのマルチメディア・コミュニケーション機能を提供することが可能となる。
ただしノーテルは、同フレームワークをサポートするうえで、IBM以外のベンダーとも提携する可能性があると明言している。
ノーテルでSOA/次世代プラットフォーム担当ゼネラル・マネジャーを務めるリチャード・トゥレック氏は、「同フレームワークをサポートするパートナーは、必ずしもIBMのWebSphere Applications Serverのリセラーやデベロッパーである必要はない」と述べている。
トュレック氏によると、今回のIBMとの提携は独占契約ではなく、ノーテルはほかのベンダーとも同フレームワークを用いたアライアンスを締結できるという。
またトゥレック氏は、「Communications Enablementは、ユニファイド・コミュニケーションを巡るノーテルとマイクロソフトのアライアンスと競合するものではなく、重複する部分もない」という見解を明らかにしている。
ノーテルとマイクロソフトは、両社が締結した「革新的なコミュニケーションに関する提携(ICA:Innovative Communications Alliance)」の下、マイクロソフトの「Office Communications Server(OCS)2007」をベースに、各アプリケーションをユニファイド・コミュニケーション対応にする計画を発表している。
「Communications EnablementがICAの妨げになるとは考えていない。なぜなら基盤となる環境が異なるからだ」(トゥレック氏)
また同社は、ネットワークに対応したアプリケーションをマルチベンダー・ネットワーク上で稼働させるためのソフトウェア・プラットフォームも開発している。
同プラットフォームを使用すれば、マルチベンダー環境でもリアルタイム・サービスのオーケストレーションを実現できるとともに、ユニファイド・コミュニケーションを実現するアプリケーションを開発し、同アプリケーションを顧客のビジネス・プロセスに統合することが可能になるという。なお、同プラットフォームの出荷は2008年第1四半期に予定されている。
(ジム・ダフィー/Network World米国版)
- ノーテル・ネットワークス(カナダ)
- http://www.nortel.com/
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