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Web 2.0

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SOA

[ドイツ]
SAP、CRMスイート新版でWeb 2.0対応を強化

ねらいは使い勝手の改善と生産性の向上

(2007年12月05日)

 ドイツのSAPは12月4日、CRM(顧客関係管理)スイートの新版「CRM 2007」を来年初頭にリリースすると発表した。新版は、Web 2.0スタイルの新しいインタフェースを採用しているのが特徴だ。

 一般に、CRMスイートには販売やマーケティング、顧客サービス向けのツールがひととおり含まれている。しかし、企業の営業担当者たちは、そうしたCRMスイートをわざわざ使うよりも、安価で使い勝手のよいMicrosoft Outlookで済ませる傾向がある。

 SAPとしては、こうした現状をCRM 2007で打開したい考えだ。「使い勝手のよいWebアプリケーションに慣れ親しんでいる人たちは、ビジネス・ソフトウェアにも同じような使い勝手を求める。当社はそれに応えたい」と、SAPのCRM製品管理担当バイスプレジデント、Stefan Haenisch(ステファン・ヘーニシュ)氏は言う。

 CRM 2007はポータル風のインタフェースを備えている。このインタフェースは自由にカスタマイズが可能で、例えばCRMシステム内の情報(リポートなど)や外部ソース(ニュース・フィードや地図など)を使ったり、あるいは色やテーマを変更したりすることができる。同インタフェースはSAPの「NetWeaver」をベースとしたもので、Webで人気の高いAjaxの技術も利用されている。

 SAPのねらいは、CRMスイートの使い勝手を改善するとともに、生産性の向上につながるような情報を提供することだという。「例えば営業担当者向けに、訪問を予定している企業の情報を集めたフィードを追加できるように改善した」と、Haenisch氏は説明する。

 改善されたのはインタフェースだけではない。CRM 2007には、「what-if」シナリオを実行できるパイプライン管理ソフトなどの新しいCRMツールが追加されるほか、IPテレフォニー・ソフトウェアも搭載される。これは、SAPが今年5月に買収したフィンランドのWicom Communicationsの技術で、仮想コールセンターの構築を可能にする。さらにマーケティング部門向けには、トレード・プロモーション管理(TPM)ツールの新版も搭載されている。

 CRM 2007の基本価格は従来どおりだ。ただし、テレフォニー・ソフトウェアなどの新機能については、SAPライセンスの種類に応じて別途追加料金を支払う必要がある。

 英国の調査会社Datamonitorによると、世界のCRMソフト市場は目下急速に拡大しており、今後も年間10.5%の勢いで成長を続ける見込みだ。2006年には36億ドルだった市場規模が、2012年には66億ドルまで膨れ上がる見通しだという。

 SAPにとって、CRMソフト市場における最大のライバルは米国Oracleにほかならない。OracleはSiebelとPeopleSoftの買収により、広範なCRM技術を手に入れている。そのほかの競合企業としては、Salesforce.com、Chordiant Software、Inforなどが挙げられる。

(James Niccolai/IDG News Service パリ支局)




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