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SOA

[米国]
Adobe、オープンソースのRIA開発ツール「BlazeDS」を公開

(2007年12月14日)

 米国Adobe Systemsは12月13日、開発ツール・スイート「LiveCycle Data Services」の一部の技術をオープンソース化することを明らかにした。この技術は「BlazeDS」と呼ばれ、ベータ版のソースコードが「Adobe Labs」サイトに公開された。

 BlazeDSは、リッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)におけるデータ転送の機能とパフォーマンスの改善を支援するツール・セット。RIAにメッセージング機能とリモート機能を組み込むこともできる。

 Adobeのプロダクト・エバンジェリスト、クリストフ・コエンラエツ(Christophe Coenraets)氏は、「RIAは、ページのリロードを回避して、すぐれたユーザー・エクスペリエンスを提供するものだ。だが、実際はデータ転送がボトルネックとなるケースが多かった。リッチなエクスペリエンスを期待しても、結局、データの読み込みが完了するのを待たなければならなかったのだ」と語る。

 また、メッセージング機能は、データをプッシュ型で提供するRIAの構築をねらったものだとCoenraets氏。その例としては、金融市場の状況に関するストリーミング・データをサーバからクライアントにプッシュ配信するような用途が挙げられる。一方、リモート機能は、XMLへのデータ変換を省いてパフォーマンスを改善するメカニズムを提供する。これにより、データ・セットが大きく、その変換処理がボトルネックとなるような状況を回避できるという。

 「Adobe Flex」開発ツール・キットをオープンソースでリリースする計画を4月に発表したAdobeは、今回のBlazeDSについてはGNU LGPL(GNU Lesser General Public License:劣等一般公衆利用許諾書)の下に提供する。

 さらに、同社は「LiveCycle Data Services Community Edition」という名称でオープンソース技術のサポートを提供することも予定している。同製品には、BlazeDSの認定ビルドとサポートなどが含まれる。ソースコードとビルド、ライセンスの管理は、Adobe Flexと同様に同社が行うが、その仕様を公開して開発者コミュニティの評価とコメントを求めるとしている。

 Adobeは今後、機能リクエストとコミュニティ投票システムを含む公共バグ・データベースを介して開発者コミュニティにコードの寄贈を働きかける。外部のコード寄贈者には「コミッター」資格を与えることを予定しているという。

(Heather Havenstein/Computerworld オンライン米国版)




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